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2008年1月30日
特殊ペプチドの翻訳合成に成功
創薬へ高い期待
今般、国立大学法人東京大学(小宮山宏総長)先端科学技術研究センター(東京都目黒区、宮野健次郎所長)の
菅裕明教授
らのチームが、天然から単離されるような特殊な骨格をもつペプチドを、翻訳システムを用いて簡便に合成する新手法を開発することに成功しました。
特殊ペプチドは、その特殊な骨格構造から生体内で極めて安定に存在し得るため、次世代医薬品として期待されています。この特殊ペプチド合成技術開発は、経済産業省所管の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の
「化合物等を活用した生物システム制御基盤技術開発」プロジェクト
(平成18年から5年間)で進められているものです。
これまで、特殊ペプチドは、細菌やカビ等から産出される天然物として単離され製剤化されてきましたが、多様な骨格をもつ特殊ペプチド分子を簡便に入手する方法がありませんでした。菅教授らの新技術は、全生物で共通する遺伝暗号表を人工的にリプログラミング(初期化)することで、通常のペプチド合成を行う翻訳システムを特殊ペプチドの合成システムへと変えることを可能にしました。
この技術を駆使すれば多様な骨格をもつ特殊ペプチドを自在に産出する事ができ、それを様々な薬剤探索にあてることで新規特殊ペプチド薬剤の迅速な発見につながる可能性が大きく広がります。
なお、同技術に関する2つの成果が、米科学誌ケミストリー&バイオロジー誌とACSケミカルバイオロジー誌の2誌に発表されます。
Chemistry & Biology Online のサイトへ
ACS Chemical Biology のサイトへ
お問い合せ:
東京大学先端科学技術研究センター
教授 菅 裕明(ケミカルバイオテクノロジー分野)
TEL:03-5452-5495
E-mail:hsuga@rcast.u-tokyo.ac.jp
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