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地域活性化やより良い地域づくりに向けて神戸市と東京大学先端科学技術研究センターは8月1日に連携協定を締結しました

  • プレスリリース

2019年8月1日

神戸市
国立大学法人東京大学

神戸市と東京大学先端科学技術研究センター(以下、東大先端研)は、就労支援が対象者に応じより効果的に充実するよう、障害などにより通常の雇用システムでは就労機会を得られない人々でも誰もが自分に合った働き方で社会参加できる障害者就労支援について2017年4月から連携し、取り組んできました。その結果多様な働き方、雇い方のモデルを創出し、障害者社会参加の促進が可能になりました。
東大先端研では持続可能な地域社会への貢献を目指し、多様な研究を核に、地域産業活動の活性化やコミュニティの再生、研究交流、人材育成など、自治体や地域との連携を機動的に進めています。
神戸市と東大先端研は、これまでの活動を踏まえた障害者就労支援の取り組みの全市展開だけでなく、新たに再生可能エネルギーの活用やバリアフリーのまちづくりなど、東大先端研の研究シーズを活用し、より幅広い分野での新たな課題解決を目指して、『神戸市の地域活性化とより良い地域づくりのための連携協定』を8月1日付けで締結いたしました。

【協定内容】
(1)障害者の多様な働き方の創出に関すること
〇 垂水駅前地区における多様な働き方の創出
特別支援学校高等部卒業生の就職率向上・飲食・食品小売店舗等の人手不足の解消などの課題解決に向け、働く能力があるにもかかわらず、個々の障害特性(特に精神障害)等から長時間の就労が難しい障害者の社会参加を促進するため、 現行の障害者法定雇用率には算定されない超短時間雇用(週20時間未満)の導入を2017年4月より進めてきました。
垂水商店街をモデル地区として、障害者の多様な働き方の創出に加えて、商店街などの人手不足解消・地域のにぎわいづくりを目指し、さらに事業を加速します。
〇今後の取り組み
超短時間雇用の導入による多様な働き方を総合福祉ゾーン「しあわせの村」などでも実施し、全市への拡大を目指します。
(2)再生可能エネルギーの活用に関すること
神戸市において、温室効果ガスの削減・地域の活性化を図るため、太陽光発電などの再生可能エネルギーと水素蓄エネルギーの活用など、新たなプロジェクトの導入促進に向けて連携・協力し、低炭素社会の実現に取り組みます。
(3)まちづくりに関すること
神戸市の様々な都市課題に対応するため、少子高齢・人口減少社会における持続可能なまちづくり、先端的技術を活用した次世代スマートシティ、地域における高齢者・障害者も含めた誰もが活躍するフィールドづくりなどに関する実践研究を検討します。
(4)その他、本連携協定に関すること
地域活性化やより良い地域づくりに向けて、その他の分野・取組みにおいての連携可能性についても、引き続き協議を行う予定です。
【問い合わせ先】
(1)障害者の多様な働き方の創出に関すること
神戸市保健福祉局 障害福祉部 障害者支援課(樫原・吉岡)
(2)再生可能エネルギーの活用に関すること
神戸市企画調整局 産学連携ラボ(南部・廣畑)
(3)まちづくりに関すること /(4)その他、本連携協定に関すること、および協定締結式に関すること
神戸市保健福祉局 政策課(神谷・福原)

東京大学先端科学技術研究センター 広報・情報室(村山)
 
 
(参考)東京大学先端科学技術研究センターについて
2017年に発足30周年を迎えた東京大学先端科学技術研究センター(略称:先端研)は、「科学と技術とアートのハーモニーでインクルーシブな社会を形にする」ことを使命とする研究所です。最大の特色は研究者や研究分野の多様性にあり、理工系の先端研究から社会科学やバリアフリーという未来の社会システムに関わる研究まで、 基礎から応用に至る多様な研究を積極的に推進しています。
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp

 

 

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