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いわき市の花火大会で人流計測を実施

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2023年8月21日

2023年8⽉5 ⽇(⼟)、福島県いわき市⼩名浜で開かれた「第68回いわき花⽕⼤会」の実⾏委員会から依頼を受け、2022年に引き続き人流調査を行いました。「東大先端研⼈流計測中」のビブスを着た調査チーム5 ⼈は有料観客席や無料で鑑賞できるエリアにBLE 機器カウンタを置き、この計測機器からおよそ15 メートルの範囲内にあるスマートフォンなどのBluetooth 機器数とその通信強度を10 秒ごとに計測しました。また、ドローンで上空より混雑具合を撮影することで検証しました。⼊場ゲートでは、設定した通過点をまたいだ⼈数をカウントするLiDARを設置し、⻄ゲートの⼀部で⾝体情報学分野 稲⾒・⾨内研究室の協⼒を得て床センサを⽤いた機器での観測も⾏われました。

調査チームリーダーは「昨年はコントロールしている座席エリアのみの計測で、実⾏委員会でもおおよその推測が可能な箇所に限られていました。今年はそれ以外の⼤変な混雑具合のエリアも計測したので、集めたデータの検証結果が今から楽しみです」とコメントを寄せました。

この調査は同市と先端研の連携協定に基づく復興知事業の一環として行われ、調査結果は2024年以降の花火大会の混雑緩和に貢献し、地域への交流人口の拡大につなげるために活用されます。

入場者を待つ西門の受付

入場者を待つ西門の受付

計測中にようやく一息、花火を見る調査チームのメンバー

計測中にようやく一息、花火を見る調査チームのメンバー

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