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美しく、かつエネルギーを得ることができる太陽光発電のパネル設備が完了

  • 先端研ニュース

2023年10月20日

  • 3号館南棟の西側壁面に設置された太陽光発電パネル

  • 先端科学技術研究センターの3号館南棟の西側壁面の窓部分以外に太陽光発電パネルが設置されました。

    このパネルには2つの特徴があります。

    1つ目は、いわゆる光害のもとにもなる、太陽光の正反射(鏡に反射するような光)を低減し、ガラス表面の凹凸化により太陽光を散乱することで、直接の反射量を低下させた防眩仕様となっていることです。

    2つ目はデザイン性を重視したことです。壁面の多くを占める縦長パネルには、発電を担う小型のシリコンの薄板を瓦のように重ねて配線が見えないよう工夫されたものを使用しました。曇りガラスのような外観は、建物と調和したデザインを実現します。

    杉山正和所長は本設置の完了に際し、「このパネルは、太陽光を効率的に利用する工夫も凝らされており、東西の壁面に設置した太陽電池は、朝夕の発電が多くなります。正午に発電量が最大となる屋上設置の太陽電池と組み合わせることで、発電量と電力需要のバランスをとりやすくなり、太陽光で発電した電力をその場で使う、電力の地産地消に貢献します。今後は、大容量の蓄電技術を導入し、夜間や悪天候時だけでなく災害時にも安定した電力を供給できる新技術を開発する予定です。『先端』を研究する研究所として、カーボンニュートラル時代を実現するためにも、再生可能エネルギーの大量導入の先頭に立ち、地域への貢献も実現していきます」と語りました。

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