東京音楽大学ミュージック・リベラルアーツ専攻と教育交流および学術協力に関する協定を締結

2023年10月17日（火）、先端研は東京音楽大学ミュージック・リベラルアーツ専攻と教育交流および学術協力に関する協定を結びました。調印式は、同大学の中目黒・代官山キャンパスで行われ、先端研の杉山正和所長と野平一郎学長が協定書を交わしました。

先端研はアートと科学技術の融合を目指して、世界の第一線で活躍する芸術家らが集まる「先端アートデザイン分野」を2021年に設置しています。先端研内外の専門家が語り合う「先端研クロストーク」では、「脳神経科学と芸術の接点」、「STEAM教育現場における『Art』の在り方」などをテーマにするなど、感性を豊かにする音楽活動の可能性に着目してきました。

一方、東京音楽大学では2018年にミュージック・リベラルアーツ専攻を立ち上げ、音楽技能に加えて、社会や文化について教養を深め、自らの言葉で表現し、企画力にも長けた人財を育成するという教育方針のもと、「グローバル社会に開かれた教育体系」を目指してきました。音楽業界のみならず広く世界で活躍するような人材が育ちつつあります。

本協定を機に、豊かな人間性の成長を支え、先端的な研究に貢献することを目的に、「社会における音楽の役割」や「新しい鑑賞方法の開発」、「音楽が人間の豊かな生活につながる可能性」などのテーマを取り上げた提携講座を両機関合同で設け、「響き合うアートの場づくり」をさらに拡充していきます。