大津山堅介特任講師が復興デザイン会議で第5回復興デザイン研究賞を受賞
- 受賞
2023年12月14日
2023年11月10日に復興デザイン会議において、減災まちづくり分野の大津山堅介特任講師が、第5回復興デザイン研究賞の最優秀研究賞を受賞しました。
【受賞対象】
国内外における事前復興計画と居住地移動 (Residential Mobility) に関する一連の研究
【受賞理由】
気仙沼市全世帯を対象とした市内移住を定量的に明らかにした結果、凝集性の高い近傍移住が見られた地区や、津波・洪水リスクのある土地に災害公営住宅を建設することによって同一町丁目での居住継続ができた地区など、多様な地域特性を明らかにし、また、市外からの移住者がL2 洪水のリスクのある低地に多く移転していることなどを明らかにしています。また、アメリカを中心に国外でも研究を進め、アメリカのFEMAやフロリダ州での事前復興や事前防災の取り組みについての日米比較を通して日本の課題を明らかにすることを試みる一方で、気候変動など広い視野で研究に取り組んでいることから、復興デザイン研究に多大な貢献をしていると評価されました。
【受賞コメント】
復興デザイン研究賞・最優秀研究賞を賜り、大変嬉しく思います。 受賞対象の研究は、修士研究から約10年間の継続的な成果が対象となっておりますので、 ご指導いただきました先生方、気仙沼市、気仙沼市自主防災組織の皆様のご助言・ご支援の 賜物だと存じます。今後も防災における学術・実務への貢献ができるよう精進してまいります。
- 大津山特任講師
- 賞状を受け取る大津山特任講師(右)