1. ホーム
  2. ニュース
  3. 先端研ニュース
  4. 野口聡一特任教授が第37回電気通信普及財団賞「テレコム学際研究賞」を受賞

野口聡一特任教授が第37回電気通信普及財団賞「テレコム学際研究賞」を受賞

  • 受賞

2022年3月22日

  • 野口聡一特任教授
  • 当事者研究分野の野口聡一特任教授が公益財団法人電気通信普及財団 第37回電気通信普及財団賞 「テレコム学際研究賞」を受賞しました。
    電気通信普及財団賞は情報通信における人文学・社会科学的又は工学技術的観点からの優れた著作や研究論文を表彰している賞です。

    【受賞コメント】
    本論文は、私自身の長期宇宙滞在体験をもとに、人類の宇宙進出によってもたらされる「定位」と「認知」に関する変容と拡張を当事者の立場から明らかにすることを目的としていま す。人類が宇宙に進出してから約半世紀が過ぎ、いまでは民間人の宇宙旅行も可能になってい ますが、人類が精神的かつ社会的に宇宙に「変容と拡張」する準備ができているのか、いまだ 包括的な答えを見いだせていません。そこで本論文は「宇宙環境への適応過程において人類が 経験するであろう内面世界の変化」という本質的な命題に対して、航空宇宙工学、運動生理 学、認知科学、心理学など学際的な視点から取り組みました。本論文が二十一世紀を担う若い 世代が宇宙を目指す動機付けになれば、私にとって望外の喜びです。

ページの先頭へ戻る