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「大気力学と気候に関する日本・イスラエル合同シンポジウム」開催される

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2023年10月16日

2023年9月25~27日、先端研のENEOSホールで”Japan-Israel Joint Symposium on Atmospheric Dynamics and Climate”(「大気力学と気候に関する日本・イスラエル合同シンポジウム」)が開催され、日本とイスラエルの科学者や若手研究者、計29名が最新の研究成果を披露しました。同シンポジウムは、日本学術振興会とイスラエル科学財団による二国間交流事業の一環で、昨年はイスラエルのワイツマン科学研究所(WIS)のYohai Kaspi教授がホストを務め、気候変動科学分野の中村尚教授らのグループがWISやテルアビブ大学を訪れ、研究を通じて交流を深めました。

今年はWISとテルアビブ大学から6名の専門家が来日しました。日本側からは主催の中村研究室の他に、グローバル気候力学分野の小坂研究室、本学大学院理学系研究科、北海道大学、桜美林大学、三重大学、九州大学、気象庁気象研究所、海洋研究開発機構から参加がありました。中村教授の開会挨拶とスケジュール説明後、各研究者が発表を行い、活発な質疑応答がなされました。2日目の自由時間には、1号館の風洞施設の見学も行われました。

最終日には駐日イスラエル大使館のIdo Bromberg参事官が登壇し、世界各地で異常気象が発生する中、気候力学に関わる理解の重要性が増していること、また、今年11月~12月にドバイで開催される国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)を引き合いに、気候変動に対応するためのより良い意思決定にも、このような共同研究が意義深いものであることを述べ、科学者たちに賛辞を贈りました。

  • プレゼンテーションの様子

    プレゼンテーションの様子

  • 風洞の説明をする中村教授(左から2人目)

    風洞の説明をする中村教授(左から2人目)

  • Ido Bromberg参事官(左上から4人目)とシンポジウムの参加者たち(参事官の両脇には中村教授とKaspi教授)

    Ido Bromberg参事官(左上から4人目)とシンポジウムの参加者たち(参事官の両脇には中村教授とKaspi教授)
     

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