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先端研旬報 RCAST Report

日独若手研究者交流

  • 瀬川研究室にて(左:久保特任准教授)

  • ドイツ側のプレゼン

  • ポスターセッション

11月30日、外務省の交流事業の一環で来日した、ドイツの若手専門家4名が先端研を訪れました。この事業は将来、科学技術分野の第一線で活躍することが見込まれる優秀な人材を招へいし、意見交換や視察を通じて相互理解を深めることを目的に、毎年実施されているのだそうです。今年は「太陽光発電」を専門とする若手研究者だったことから、エネルギー・環境技術国際研究拠点Solar Questを有する先端研がその訪問先の一つに選ばれたものです(全日程は11月28日から12月8日までの10日間)。

先端研では研究室見学の受け入れについては従来より、中高生や企業関係者はもちろん海外からの視察団向けにしばしば行っていますが、今回は先方が若手研究者ということもあり実質的な交流を図れるよう、単に研究室見学に留まらないプログラムが組まれました。

冒頭、中野所長からブリーフィングも兼ねて先端研の概要説明を行った後、瀬川研究室へ移動。久保特任准教授が色素増感太陽電池に代表される有機系太陽電池などをデモなども交えながら説明を行いました。同じ太陽電池でも、彼らが専門とする分野とは若干違っているため却って新鮮だった様で、様々な素材や装置などを「実物を見るのは始めてだ」と興味津々で覗き込んでいました。

Solar Questのメンバーでもある生産技術研究所の藤岡洋研究室の見学後、先端研に戻って、ドイツ側の研究者からパワーポイントを使った研究紹介のプレゼンテーションがありました。発表者は順番に、Dr. Ansgar Mette (Q-Cells)、Tina Schoessler (Von Ardenne)、Dr Florian Clement (Fraunhofer Institute for Solar Energy Systems (ISE))、Dr Carsten Deibel (Julius-Maximilians- University Wuerzburg)(カッコ内は所属)。Solar Questに関係する瀬川研、中野研、岡田研、宮野研の若手研究者約10名に加え、久保特任准教授、岡田至崇准教授などと質疑応答も交わされました。

ちょうど全てのプレゼンが終了したところでお昼となり、軽食をつまみながら、日本側の研究者が用意したポスターセッションの時間となりました。最初は緊張があったのか、なかなか用意されたサンドイッチに手が伸びない様子でしたが、徐々に場がほぐれて最後はさまざまな質問を投げかけてくるドイツの研究者に対して、熱く自身の研究成果を説明する様子も見られました。

久保特任准教授より、「ポスターの前で熱のこもった有意義な会話ができた。今後につながることが期待できる」という挨拶がありました。先端研としては、今後ともこのような実質的な交流を積極的に図ってまいります。

(2010年12月07日)

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