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略歴

 
1971年 3月 北海道大学大学院工学研究科修士課程(電子工学)修了
1971年 10月 北海道大学応用電気研究所(医用電子工学部門)助手
1984年 4月 スタンフォード大学客員助教授(~1985年2月:文部省在外研究員)
1989年 4月 北海道大学応用電気研究所(現:電子科学研究所)(感覚情報工学部門/医用電子工学分野)教授
2002年 7月 東京大学先端科学技術研究センター(バリアフリー分野)教授
2007年5月 北海道大学名誉教授
2009年 東京大学名誉教授
2011年 4月 東京大学高齢社会総合研究機構・特任研究員(~2020年3月)
2015年 北海道科学大学保健医療学部教授(~2017年)
2020年 4月 東京大学 先端科学技術センター 研究顧問(当事者研究分野)

研究分野

本人は、約50年にわたり障害者・高齢者を支援する福祉工学分野を開拓し、心理生理学の基礎科学とバーチャルリアリティやロボットなどの応用技術が循環する研究方法論を構築すると共に、開発機器を実用化に導いてきた。

この方法論に基づいて開発された機器を列挙すると、①聴覚障害者用の「触知ボコーダ」、「音声タイプライタ」、「人工内耳」、「音声字幕システム」、②発声障害者用の「人工喉頭」、「ゆびで話す電話」、③視覚障害者用の「超音波メガネ」、「スクリーンリーダ(95リーダ)」、「触覚ジョグダイアル(タジョダ)」、などがある。また、開発された機器の幾つかはバーチャルリアリティやロボティクスなどの先端技術にも活かされている。

2010~2020年は、JSTの国家的プロジェクトである「高齢社会を豊かにする科学・技術・システムの創成」のプログラム・オフィサー(PO)として産学連携研究を先導している。このプロジェクトは「自律運転知能システム」、「ジョブ・マッチング・プラットフォーム(高齢者クラウド)」および「生活支援コミュニケーションロボット」の3課題からなっており、現在は事業化段階に入っている。

なお、NHKの依頼により、難聴者に聞き取りやすい「緊急地震速報チャイム」を作成し、障害者や高齢者の災害予防にも貢献している。このような背景と実績の基で、2020年から先端研で進めている「インクルーシブ・デザイン・ラボ・プロジェクト(代表、熊谷晋一郎)」の研究に技術的な立場から寄与することが期待されている。

関連情報

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