研究者一覧

  • 准教授Associate Professor
  • 小熊 久美子OGUMA Kumiko
  • 共創まちづくり 分野

略歴

 
2003年 3月 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了 博士(工学)
2003年 4月 東京大学大学院工学系研究科 助教
2008年10月 東京大学大学院工学系研究科 講師
2015年 3月 東京大学大学院工学系研究科 准教授
2015年 4月 東京大学先端科学技術研究センター 准教授(~2020年3月)
2019年 4月 東京大学大学院工学系研究科 准教授

研究分野

安全で安定的な水の供給は、人々の健康な生活と健全な社会活動の維持に不可欠です。日本を含む先進諸国では、水道水質に対する社会的要求水準が高くなる一方で、水源である水環境中の汚染物質は年々複雑多様化し、従来の浄水処理技術による対応が困難になっています。また、人口減少社会の中で、いかに現行の水道システムを維持あるいは改編して持続可能な水供給システムを構築するかが課題となっています。  
 一方、発展途上国には、水システムの整備が不十分で飲み水の量と質に不安のある地域が多くあります。世界保健機関(WHO)の推計によれば、世界では年間約250万人が下痢症で死亡しており、その多くは衛生的な飲み水へのアクセスが不十分な途上国の5歳未満の乳幼児です。水道があってもその水質に問題がある地域がある一方で、水道そのものがなく病原微生物や土壌由来のヒ素やフッ素などに汚染された地下水を利用せざるを得ない地域もあります。  
 さらに、気候変動による水資源への量的・質的な影響はもはや疑いの余地なく、限りある水資源を効率的に持続可能な形で運用する水システムの構築が世界中で望まれています。  
 このような背景を踏まえ、安全な水を、安定的に、持続可能な形で供給するためのシステムづくりと浄水技術について研究しています。一例として、紫外線を利用した水の消毒に注目しています。紫外線消毒は、殺菌紫外線を照射して水中の微生物を不活化する技術で、塩素消毒に耐性のある病原原虫に極めて有効であるうえ、有害な消毒副生成物を生じない、薬剤添加が不要である、味やにおいに影響を及ぼさないなどの長所があり、今後一層の発展が期待されます。近年では、無水銀光源である紫外発光ダイオード(UV-LED)の水処理への応用にも取り組み、その特性を生かした装置設計や使う場の提案を行っています。

キーワード

水システム、浄水処理、紫外線処理、消毒、途上国の水問題

関連情報

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