RCAST NAVI:第109号

  • お知らせ

2016年12月26日

RCAST NAVI vol.109
2016年12月
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/

今年も残すところあと6日。
ご多忙の折ではございますが、RCAST NAVIをお届けします。
来年も皆さまにとって素晴らしい年でありますよう…。

【主な内容】
1.研究成果
岡本晃充教授ら、細胞の機能の初期化に関わるDNA修飾を測る新手法を開発タングステンを使い、一工程で配列解析が可能に

川崎市が、先端研 中邑・近藤研究室、NPO法人ピープルデザイン研究所と協同で、自治体として初めて「短時間の雇用・就労」の実現に向けた取組を開始 ほか

2.お知らせ
2017年1月1日放送予定「新世代が解く!ニッポンのジレンマ 2017元日スペシャル」にライラ カセム 特任助教、佐藤 信 助教が出演

3.出版情報
『ブレイクスルーへの思考 東大先端研が実践する発想のマネジメント』ついに発売!!


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【Report】-活動報告-
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■研究成果■

2016年12月16日
林 寧生 日本学術振興会特別研究員(情報デバイス分野)が、東京工業大学の水野 洋輔 助教、中村 健太郎 教授との共同研究により、光ファイバー中の変形(伸び)と温度を検出できる分布型光ファイバーセンサーの性能向上に取り組み、片端からの光入射とリアルタイム動作の両立に世界で初めて成功しました。近年、社会インフラの経年劣化や、地震等の自然災害対策が大きな社会問題として浮上していますが、ビル、トンネル、橋梁などの構造物に光ファイバーを「神経」として埋め込むことによって、構造物の変形を正確に監視できます。

東京工業大学プレスリリース
http://www.titech.ac.jp/news/2016/036927.html

2016年12月15日
岡本 晃充 教授、 林 剛介 助教、神山 健太 大学院生ら(生命反応化学分野)の研究グループが、レアメタルのひとつ、タングステンを使うことによって、遺伝子が発現している状態を示す目印である5-ヒドロキシメチルシトシンを一塩基
ごとに測ることのできる新しい解析法を開発しました。本解析法は、ゲノム中の5-ヒドロキシメチルシトシンの検出を簡便にするとともに、細胞の機能の初期化に関する知見の蓄積を加速して、ゲノム科学および再生医学研究へ貢献することが期待されます。

http://www.u-tokyo.ac.jp/ja/utokyo-research/research-news/new-way-for-measuring-dna-modification-that-helps-initialize-cell-functions.html

2016年12月6日
横浜市立大学大学院医学研究科 高橋 琢哉 教授、竹本 研 助教の研究グループ、東京大学先端科学技術研究センター 浜窪 隆雄 教授(計量生物医学分野)、大阪大学産業科学研究所 永井 健治 教授の共同研究により、トラウマ記憶を光操作により消去する新規技術の開発に成功。トラウマ記憶形成の分子細胞メカニズムを解明し、コントロールすることは健全な社会生活を営む上で非常に重要であると考えられ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの新規治療法開発の糸口になると期待されます。

横浜市立大学大学院プレスリリース
http://www.yokohama-cu.ac.jp/amedrc/res/takahashi_201609.html

2016年11月29日
川崎市が、先端研 中邑・近藤研究室(人間支援工学分野)、NPO法人ピープルデザイン研究所と協同で、自治体として初めて「短時間の雇用・就労」の実現に向けた取組を開始。障害者雇用の法定雇用率は週あたり20時間以上勤務する方を対象としていることから、20時間未満を希望する方の活躍の場が少ないことが課題となっています。そこで、法定雇用率の対象にならない「短時間の雇用・就労」の実現に向けた取組を自治体として初めて開始しました。
 
川崎市報道発表資料
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/350/0000082159.html

2016年11月29日
ソフトバンク株式会社が、近藤 武夫 准教授(人間支援工学分野)監修の「ショートタイムワーク制度」の導入ガイドを公開。障がいにより長時間勤務が困難な方が週20時間未満で就業できる「ショートタイムワーク制度」について、企業・団体での導入に関するノウハウや知見をまとめた導入ガイドを公開しました。

ソフトバンク株式会社プレスリリース
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2016/20161129_04/

■新聞掲載■

2016年12月24日【東京新聞】
◇考える広場「頼る仲間広げ連帯を -「不要な存在」になる不安-」
熊谷 晋一郎 准教授(当事者研究分野)

2016年12月9日【日経産業新聞】
◇細胞膜分析で液体活用、内面露出したシート作成 -東大、薬探索に応用-
山口 哲志 講師(生命反応化学分野)

2016年12月8日【日本経済新聞】
◇「1強国会」課題残す 数の力で採決強行、審議不十分
牧原 出 教授(政治行政システム分野)

2016年12月8日【産経新聞】
◇身近な発見、共感呼ぶ
鈴木 康広 客員研究員(人間支援工学分野)

2016年12月6日【読売新聞】
◇新居や旅行 疑似体験VR 時空超え「その場」に
稲見 昌彦 教授(身体情報学分野)

2016年12月2日【毎日新聞】(きゃんぱる)
◇ワークショップ企画「大学meets当事者研究」
他者への共感が大切 広げたい「心のバリアフリー」健常者や障害者ら活発に意見交換
熊谷研究室(当事者研究分野)

2016年11月20日【神戸新聞】朝刊
◇鉄禁輸に市民決起「遥かな海路 巨大商社・鈴木商店が残したもの 第3部 頂点に立つ25」
佐藤 信 助教(政治行政システム分野)

■テレビ・ラジオ出演■

2016年12月22日【TBSラジオ】
◇伊集院光とらじおと
稲見 昌彦 教授(身体情報学分野)

2016年12月1日【NHK総合 首都圏ニュース845:気象情報】
◇北極海の海氷減少と日本の寒冬について解説 
森 正人 助教(気候変動科学分野)

■雑誌掲載■

2016年12月9日【月刊Journalism】2016年12月号
◇〈連載〉政治をつかむ:政権交代が可能な政治に必要な学びあい個性も生かす政権運営 -断絶と継承を見抜く報道に期待-
牧原 出 教授(政治行政システム分野)
 
2016年12月9日【F-Lab.】
◇「人間拡張工学」で新たな“身体観”を手に入れる
稲見 昌彦 教授(身体情報学分野)

2016年10月【公研】2016年10月号
◇対話:武内 宏樹・池内 恵「独裁国家の仕組み」
池内 恵 准教授(イスラム政治思想分野)

■オンライン■

2016年12月20日【NHK NEWS WEB】
◇News Up 好きなことを貫け!“マイクラ職人”の子どもたち
中邑 賢龍 教授(人間支援工学分野)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161220/k10010813471000.html

2016年12月20日【GAME WATCH】
◇東大・稲見昌彦教授が語るVR、AI、…そして人類の未来
稲見 昌彦 教授(身体情報学分野)
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1034225.html

2016年12月14日【News day】
◇ミッドタウンのオンラインプログラムで生きるイディッシュ語
鴨志田 聡子 協力研究員(イスラム政治思想分野)
http://www.newsday.com/news/new-york/yiddish-comes-alive-at-midtown-language-program-1.12758317

2016年11月29日【Industry Co-Creation】
◇超人スポーツって何だ? 東京大学 稲見 氏が語る人間の機能拡張とは?
稲見 昌彦 教授(身体情報学分野)
https://industry-co-creation.com/industry-trend/6038

■トピックス■

2016年12月22日
先端研リサーチツアーに英明高等学校25名が参加

2016年12月19日
ROCKET第3期生のオープニングセレモニーが安田講堂にて行われました。

2016年12月17日
ひらめき☆ときめきサイエンス「ロボットで探る昆虫の感覚と脳と行動の不思議」を開催。
神崎・高橋研究室(生命知能システム分野)

■その他、最新の活動状況は下記URLをご覧ください。
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/news/index_ja.html


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【Award】-受賞-
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2016年12月16日
受賞者:稲見 昌彦 教授、星 貴之 助教ほか(身体情報学分野)
WISS2016(インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ)にて、対話発表賞(プログラム委員投票)に選ばれました。
受賞タイトル:「GraffitiGrass:芝生をパブリックディスプレイにする手法」
http://www.wiss.org/WISS2016/Awards.html

2016年12月15日
星 貴之 助教(身体情報学分野)の論文「電子工作キットで自作するインタラクティブ音響浮揚装置」が情報処理学会にて特選論文に選定されました。
http://www.ipsj.or.jp/award/ssp_award.html

2016年12月15日
石北研究室(理論化学分野)の河島 圭佑さん(大学院工学系研究科応用化学専攻M1)と鈴木 匠さん(工学部応用化学科B4)がCSJ化学フェスタ2016にて優秀ポスター発表賞を受賞
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/foe/topics/setnws_20161221145218669397125210.html
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/foe/topics/setnws_20161221152152028274114273.html
 
2016年10月31日−11月1日
飯田 誠 特任准教授(産学連携新エネルギー研究施設)がWWEC2016にて「BEST POSTER AWARD」を受賞
受賞タイトル:A study of turbullence and gust by the LES wind simulation of the complex terrain with the atmospheric stability
http://wwec2016tokyo.com/?lang=ja

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【Information】-お知らせ-
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2017年1月1日(日)【NHK Eテレ】
「新世代が解く!ニッポンのジレンマ 2017元日スペシャル」
http://www4.nhk.or.jp/jirenma/186/
ライラ カセム 特任助教(人間支援工学分野)
佐藤 信 助教(政治行政システム分野)


〇広報誌の異分野研究者対談の書籍『ブレイクスルーへの思考 東大先端研が実践する発想のマネジメント』がついに12月刊行!!

広報誌に掲載しきれなかった内容を完全収録。先端研の研究者たちが、日常の仕事や生活でどのような壁にぶつかり、どのようにそれを打ち破ってきたか、普段語られることのない貴重なストーリーが詰め込まれています。

ご購入いただいた方のうち、視覚障害、肢体不自由などの理由から本書をお読みいただけない方を対象に、テキストデータの提供も行っています。

年末年始の読書に、ぜひどうぞ!

東京大学出版会ウェブサイト
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-043037-1.html


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【Book】‐出版情報‐
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2016年12月
『ブレイクスルーへの思考 東大先端研が実践する発想のマネジメント』
東京大学先端科学技術研究センター + 神崎 亮平 編(東京大学出版会)
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-043037-1.html

2016年11月
『体験的ライフタイム・ホームズ論 車いすから考える住まいづくり』(彰国社)
丹羽 太一・丹羽 菜生編 / 丹羽 太一・丹羽 菜生・園田 眞理子・熊谷 晋一郎・
小竿 顕子著
http://www.shokokusha.co.jp/?p=8091
 
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