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所長あいさつ

神崎亮平所長

誰もとり残さない 課題解決の方法を生み出す

自然との共存と、一部ではなく多様な人を幸せにするための「異分野融合」

社会はますます複雑化し動的に変化しています。そのような現代の社会では科学的、論理的な手段、最適な解を求める手段だけでは解決できない課題が次々に生まれています。科学は自然現象の中から説明できる一部を切り出してそれを説明しますが、すべてを説明しているわけではありません。多様な人からなる複雑な社会では、課題に対して最適な解を求めることも重要ですが、より柔軟な多様性ある解を求めることがより問われる時代となってきました。

人はさまざまな自然環境や、人と人とのコミュニケーションを通して感性を育みます。その感性は育った自然環境や培われた経験により多様で個性豊かなものとなります。しかし今、インタ ーネットやゲームにスマートフォンと、無機質な世界から得られた情報にあふれた時代となり、自然と触れ合う経験も少なく、人と人との直接のコミュニケ ションを介さない関係も生まれています。このような中で情報化やグローバリゼーションが急速に進み、無機質で均質な課題解決やものづくり、さらには人材が育つ環境となっています。

今重要なことは、自然環境やそこで培われた感性に立ち戻り、人本来の視座から感性を介して科学技術を見直し、持続的なインクルーシプ社会の創造のための日本オリジナルな科学技術を世界に発信していくことと考えています。

先端研は1987年に「人と社会の安寧のために新しい科学や技術の新領域を開拓する」ことを目的に設立されました。先端研はその精神を受け継ぎ、今、工学、情報学、理学、医学などの理系、社会科学などの文系、さらにはバリアフリー分野ばかりか、先端のアートやデザイン分野までも集約させています。これは先端研が異分野融合による多様な視座、そして人としての高い精神性と倫理性から、「誰もとり残さない」課題解決に向け常に新たな挑戦を続けている証なのです。

所長 神崎 亮平

神崎亮平

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