RCAST NAVI:第121号

  • お知らせ

2017年12月25日

RCAST NAVI vol.121
2017年12月
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/

先端研が30周年を迎えた2017年もいよいよ終わりに近づいてきました。
30周年関連イベントにご参加いただいた皆様、先端研を応援してくださった皆様、
本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。
2017年最後の先端研最新情報をお届けします。
皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
 
【主な内容】
1. 研究成果:京都議定書と地球温暖化対策という政策の歴史的意義

2. 研究成果:糖尿病性腎症で生じる核内受容体PXRのDNAメチル化異常と代謝遺伝子変化を明らかに

3. 先端研若手研究者対談:対話する「未来論」第10回(最終回)
 『気候へ、細胞へ、チャレンジする心を育てる』公開


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【Research】‐研究成果‐
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2017年12月21日
2018年に日本が直面する可能性のあるグローバルなリスクの分析・評価
PHP総研グローバル・リスク分析プロジェクト
池内 恵 准教授(イスラム政治思想分野)
https://thinktank.php.co.jp/policy/4308/

2017年12月15日
「京都議定書と地球温暖化対策という政策の歴史的意義」
独立行政法人 経済産業研究所:京都議定書を巡る政治過程の把握と分析に関する研究
牧原 出 教授(政治行政システム分野)

本プロジェクトは、地球温暖化という争点の起点となる1997年の京都議定書採択をめぐる国内の動きについて、通産省と経済界とに焦点を当てて、そこでの政策の構造と組織の戦略とについて再検討しています。

独立行政法人 経済産業研究所(本文PDFダウンロード可)
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/17120006.html

2017年12月6日
糖尿病性腎症で生じる核内受容体PXRのDNAメチル化異常と代謝遺伝子変化を明らかに

東京大学先端科学技術研究センターの丸茂丈史特任准教授、藤田敏郎名誉教授(臨床エピジェネティクス講座)と防衛医科大学校医学研究科の渡邉篤史医師をはじめとする研究チームは、糖尿病性腎症によって核内受容体PXRにエピジェネティクス異常が生じることを明らかにしました。本成果は12月6日に「American Journal of Physiology Renal Physiology」誌オンライン版に掲載されました。

先端研ニュース:研究成果
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/research/report/2017/1218_ja.html


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【Topics】‐トピックス‐
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◇2017年12月15日
先端研30周年記念コンテンツ『対話する「未来論」』第10回(最終回)が公開

「人生なんて1回しかないのに、何を恐れてつまらなく生きようとしているのか」

先端研30周年企画としてスタートした若手研究者対談の最終回は「DNAバーコード」というしくみを使って細胞を高速に追跡する技術等の研究開発に取り組む谷内江望准教授(合成生物学分野)と、コンピュータの中の地球を動かして、シミュレーションで異常気象など気候変動の解明を目指す小坂優准教授(気候変動科学分野)です。

「細胞そのものにたくさん“介入”して実験データをどんどん取る必要があります。僕はそういうハッキングが本当に好きなんです」と話す谷内江准教授。一方、小坂准教授は「非常にたくさんの観測データの解析やシミュレーションを積み重ねて、理論も考えて、理解できるストーリーを一生懸命描き出そうとしているのが気候科学」だと言います。

対談の中では、学生の質問や実験の失敗について、シミュレーションを使いこなす二人だからこその意見も交換されています。

大好評連載の最後を飾るクールな二人の熱い対談を、ぜひお楽しみください。

対話する「未来論」第10回(最終回)
『気候へ、細胞へ、チャレンジする心を育てる』
谷内江 望 准教授 × 小坂 優 准教授
http://30th.rcast.u-tokyo.ac.jp/future/future10.html


◇2017年12月12日
『異才発掘プロジェクト ROCKET』第4期生決定 オープニングセレモニーを開催

本プロジェクトでは、突出した能力はあるものの現状の教育環境になじめず不登校傾向にある子どもたちを選抜し、継続的な学習保障や生活のサポートを提供しています。これまで計59人が学んでいます。4期生として全国364人の応募から33人が決定しました。セレモニーの後には、先端研OBでもある渡邊克巳早稲田大学教授によるトップランナー講義「無意識の世界:認知科学の視点から」が行われました。

◇2017年12月7日
駒場リサーチキャンパス環境整備を実施


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【Report】-活動報告-
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■テレビ・ラジオ出演■

2017年12月13日【ニッポン放送】
◇ザ・ボイス そこまでいうか!モーリー・ロバートソン×池内恵
池内 恵 准教授(イスラム政治思想分野)
https://www.youtube.com/watch?v=AHq8cbr3Jqk

2017年12月10日【BS-TBS】
◇週刊報道LIFE:トランプ大統領「エルサレムを首都」の衝撃
池内 恵 准教授(イスラム政治思想分野)
http://www.bs-tbs.co.jp/syukanhoudou/life/archive/20171210.html

2017年12月1日【BSフジ】
◇プライムニュース:大島衆議院議長に聞く 25年ぶり「皇室会議」
御厨 貴 客員教授(情報文化社会分野)
http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/day/d171201_0.html

■新聞掲載■

2017年12月20日【読売新聞】
◇論点:線引き難しい「軍事」と「民生」
玉井 克哉 教授(知的財産法分野)

2017年12月3日【毎日新聞】(地方版/山口)
◇障害者の福祉を考える集い「自立」の意味など講演
熊谷 晋一郎 准教授(当事者研究分野)

■雑誌掲載■

2017年12月9日【WIRED】12月号
◇「中動態」から始まる新しい〈わたし〉 國分功一郎×熊谷晋一郎
熊谷 晋一郎 准教授(当事者研究分野)

2017年12月8日【中央公論】2018年1月号
◇平成の100人:冷戦終結がもたらした理念と力の分散 遠藤 乾×牧原 出
牧原 出 教授(政治行政システム分野)

2017年12月8日【月刊Journalism】12月号
◇政要事情 若手研究者の目(6):若者の将来不安と国家の未来 ― 思考停止と開き直りの先へ
佐藤 信 助教(政治行政システム分野)

■オンライン■

2017年12月15日【AbemaTV】
◇「けやきヒル's NEWS」コメンテーター
佐藤 信 助教(政治行政システム分野)

2017年12月4日
◇ICCカンファレンス FUKUOKA 2017『ポケモン GO』は現代の風水だ!
稲見 昌彦 教授(身体情報学分野)
https://industry-co-creation.com/industry-trend/25369

2017年11月30日【TELESCOPE Magazine】
◇研究室紹介:ヒトの能力は、機械との融合で拡張できる 東京大学 稲見・檜山研究室
稲見 昌彦 教授(身体情報学分野)
http://www.tel.co.jp/museum/magazine/015/lab01/

■その他、最新の活動状況は下記URLをご覧ください。
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/news/index_ja.html


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【Book】‐出版情報‐
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2017年12月13日
『ロボット制御学ハンドブック』(近代科学社)
稲見 昌彦 ほか(編)
https://www.kindaikagaku.co.jp/engineering/kd0473b.htm

2018年2月10日 出版予定
『昆虫の脳をつくる: ─君のパソコンに脳をつくってみよう』(朝倉書店)
神崎 亮平(著)
http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-10277-2/

 
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