RCAST NAVI:第90号

  • お知らせ

2015年5月27日

RCAST NAVI vol.90
2015年5月
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/

年に一度の駒場リサーチキャンパス公開の準備で慌ただしくなってきた先端研の最新情報をお届けします。

【主な内容】
1. トピックス
駒場リサーチキャンパス公開2015の講演会、研究室公開内容をご紹介 ほか

2. プレスリリース
 酒井 寿郎 教授(代謝医学)らのグループによる研究成果
「体温維持には熱産生遺伝子の立体構造変化が必須」

3. 受章
藤田 敏郎 名誉教授(臨床エピジェネティクス)が紫綬褒章を受章


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【Report】-活動報告-
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■トピックス■

◇もうすぐ開催!駒場リサーチキャンパス2015
年に1回、普段は入れない研究室などを公開する「駒場リサーチキャンパス公開2015」が、いよいよ6月5日(金)・6日(土)に開催されます。

開催に先立ち、先端研ウェブサイトでは、講演会・シンポジウムと研究室公開の概要をオリジナルコンテンツでご紹介します。講演者の横顔には秘蔵ショットつき、研究室公開の概要は、各研究室による解説入りです。
 
講演者の横顔(秘蔵ショットつき)
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/research/report/2015/0524_ja.html

研究室公開概要(解説つき)
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/research/report/2015/0525_ja.html

先端研ウェブサイト 駒場リサーチキャンパス公開2015
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/events/2015/openhouse/

 ■新聞掲載■

2015年5月15日【日経産業新聞】朝刊
◇「寒さで発熱 仕組み解明―東大 タンパク質が関与」
酒井 寿郎 教授、稲垣 毅 准教授ら(代謝医学)

2015年5月9日【朝日新聞】朝刊
◇「未来への発想委員会―リスク社会を生きる(下)予測不能な事態に対処する」
牧原 出 教授(政治行政システム)

2015年4月27日【日本経済新聞】朝刊
◇「知財戦略ここに注目(5)」営業秘密の漏洩防止
玉井 克哉 教授(知的財産法)

■雑誌掲載■

2015年5月14日【中東協力センターニュース】連載
◇「中東 混沌の中の秩序」第1回 中東情勢を読み解く7つのベクトル
池内 恵 准教授(イスラム政治思想)
http://www.jccme.or.jp/japanese/11/11-00-15.html

2015年5月10日【WIRED】VOL.16
◇「WIRED X (ワイアード エックス)― 東大先端研の「3メートル風洞」
http://wired.jp/magazine/vol_16/

2015年5月8日【Journalism】5月号:
◇2015政治報道を読む「政権交代で広がった論調の差 月単位での各紙の比較を通して現代の『政治構造』が見えてきた」
牧原 出 教授(政治行政システム)
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=17027

■その他の活動状況は下記URLをご覧ください。
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/news/index_ja.html


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【Press Release】‐プレスリリース‐
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2015年5月7日
体温維持には熱産生遺伝子の立体構造変化が必須
~寒冷の感知によるタンパク質のリン酸化と、遺伝子DNAの高次構造変化~

酒井寿郎 教授、稲垣 毅 准教授(代謝医学)らのグループは、寒冷時に熱産生遺伝子の発現を急速に活性化して体温を維持するには、従来知られていた「転写因子」と呼ばれるタンパク質群の働きだけではなく、熱産生をつかさどる遺伝子DNAの急速な立体構造変化が必須であることを解明しました。

私たちの体には、寒さに反応してすみやかに熱を産生して体温を維持するしくみがあります。寒冷時に体温を維持するには、転写因子と呼ばれるタンパク質群の働きだけではなく、熱産生に関与する遺伝子の急速な立体構造の変化が必須であることを解明しました。本成果は、低体温症や熱産生低下に伴う肥満への新規治療法や予防法につながると期待されます。

プレスリリース
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/pressrelease/pdf/270507release_rcast.pdf


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【Award】-受章-
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2015年4月13日
藤田 敏郎 名誉教授(臨床エピジェネティクス)が、食塩摂取と高血圧や腎臓病発症のメカニズムを世界に先駆けて明らかにした功績により、本年春の紫綬褒章を受章しました。
http://www.u-tokyo.ac.jp/gen03/honors_h27_01_j.html


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【Book】‐出版情報‐
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2015年5月30日
『ぼくの命は言葉とともにある』(致知出版社)
福島 智 著
※視覚障害、肢体不自由などの方へのテキストデータも提供されています。
http://online.chichi.co.jp/products/detail.php?product_id=1884

2015年5月1日
『M2M/IoT教科書』(インプレス)
稲田 修一(監修)富田 二三彦、山崎 徳和、MCPC M2M/IoT委員会(編)
http://book.impress.co.jp/books/1114101094


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【Event】-イベント-
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■6月12日(金)光機能材料研究会 第53回講演会「化学原料のClimate Change」

人類の産業活動に伴うCO2排出を主要因とする地球規模でのClimate Changeをどうやって緩和するかが国際的な大きな課題になる一方、北米におけるShale革命、中国における石炭化学の進展が近年顕著になってきています。これはEnergy、化学原料のClimate Changeと言ってよいでしょう。CO2排出抑制という視点ではこの二つは密接に関与しており、革新的な技術の産業実装をなるべく早い時期に実現する必要があります。本講演会ではGreen Sustainable Chemistryという視点で、どのような技術が求められるか、そこに人工光合成がどう関与できるかについて紹介します。

開催日時:2015年6月12日(金)15:00~17:50 受付14:40
参加費:光機能材料研究会会員(法人3名まで)および学生無料、非会員5,000円(当日現金払い)
講師:三菱化学株式会社 瀬戸山 亨 氏
申し込み:光機能材料研究会事務局
http://www.light.t.u-tokyo.ac.jp/PFMA
詳細:光機能材料研究会 第53回講演会「化学原料のClimate Change」(PDF)
http://www.light.t.u-tokyo.ac.jp/PFMA/wp-content/uploads/2015/04/9ad7170a23349510369978c1699d0a8a.pdf


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【Information】-お知らせ-
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■先端研の大学院・先端学際工学専攻説明会 6月5日(金)開催

先端研は、研究をするだけのところではありません。先端研の大学院「工学系研究科先端学際工学専攻(博士課程)」では、先端研で研究をしながら大学院教育を受けることができます。企業などに在籍したまま学ぶ社会人も多いこの大学院の特色や魅力を、研究と教育の最前線に立つ中邑賢龍教授と岡本晃充教授が存分にお伝えいたします。

開催日時:2015年6月5日(金)18:00~20:00
開催場所:東京大学先端科学技術研究センター 3号館2階セミナー室2
申し込み:先端学際工学専攻ウェブサイト 専用フォームよりお申し込みください。
http://www.ais.rcast.u-tokyo.ac.jp/information/guidance/
説明会チラシ(PDF)
http://www.ais.rcast.u-tokyo.ac.jp/information/guidance/pdf/ais_guidance_20150605.pdf


 
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