光機能材料研究会 第30回講演会「金属-空気2次電池の研究開発と技術課題」
イベント情報
開催日 | 2011年1月19日(水曜日)11時00分 - 16時40分 |
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開催場所 |
東京大学先端科学技術研究センター4号館2階講堂 |
主催 |
空気電池は一次電池が補聴器用などに製品化されていますが、二次電池は製品化されていません。しかし、民生用から車載用へと市場が急拡大しつつあるリチウムイオン二次電池を超える高密度二次電池を実現するには空気電池が最も有望と言われています。
空気電池は、空気中の酸素を正極に、負極には亜鉛やリチウムなどの金属を使います。酸素を取り込むために、空気を出入りさせるので、構造は密閉系にできません。そのため、電解液に工夫が必要ですし、セパレーターにもこれまでとは違う機能が求められます。また、難しいのはサイクル性の確保で、充放電を繰り返す信頼性が重要な技術課題と言われています。
本講演会は、多くの研究者が興味をもっている金属空気電池の2次電池化について、第一線でご活躍の研究者・技術者の方にご講演をいただくものです。
プログラム
11:00 開会にあたって
11:35-11:55 リチウム空気水系2次電池の研究開発 産業技術総合研究所 周豪慎氏
12:50-13:40 リチウム空気2次電池の反応解析 トヨタ自動車株式会社 小谷幸成氏
13:45-14:35 Fe-空気2次電池の研究開発-負極材料の開発を中心に- 山口大学 江頭港先生
14:50-15:40 リチウム空気2次電池のためのPd担持 MnO2空気極触媒 九州大学 石原達巳先生
15:45-16:35 リチウム金属負極の開発現状 首都大学東京 金村聖志先生
16:35 閉会にあたって
会費:
光機能材料研究会会員・学生は無料、非会員10,000円(当日現金払い、領収書発行)