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河原崎和歌子特任助教が第42回日本高血圧学会総会で『Splendid basic Hypertension Research Award』を受賞

  • 受賞

2019年11月1日

河原崎和歌子特任助教(臨床エピジェネティクス寄付研究部門)が、10月25日から10月27日まで、東京で開催された第42回日本高血圧学会総会においてSplendid basic Hypertension Research Award(SHR賞)を受賞しました。
SHR賞は、日本高血圧学会総会と高血圧関連疾患モデル学会の合同企画として、若手による動物を用いた高血圧基礎研究で今後学会への貢献が期待される者に贈られる賞です。

受賞研究:加齢に伴う食塩感受性高血圧発症機序の解明

高血圧は加齢とともに増加します。食塩摂取に対する血圧の上がりやすさ(食塩感受性)が若い人に比べ増加することが原因と考えられていましたが、その機序は未解明でした。 これに対し、血中の抗加齢因子Klothoが加齢とともに減少し、それが血圧に対する食塩感受性を増加させ、高血圧を発症する機序を明らかにし、報告しました。

受賞コメント:

試行錯誤の中、長く取り組んできた研究ですが、先端研という落ちついた環境で研究に専念させていただけたことと、素晴らしい共同研究者や先生方に支援していただいたお蔭で、困難を乗り越え研究を進めることが事ができ、感謝しております。最終的にはヒトへ応用され、新しい治療標的の開発ができればと考えており、研究はまだ途上段階にありますので、今後もさらに発展できるよう精進したいと思います。

 

受賞の模様
SHR賞を受賞した河原崎和歌子助教(写真中央)

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