石黒裕樹さん(西成研究室)が第63回宇宙科学連合講演会で学生最優秀発表賞を受賞
- 受賞
2019年12月11日
西成研究室の石黒裕樹さん(工学系研究科 航空宇宙工学専攻 修士課程2年)が11月6日~8日に徳島県徳島市で開催された第63回宇宙科学連合講演会で学生セッション最優秀賞を受賞しました。
受賞研究:
連続的に加速する宇宙機のダイナミクスの変化による軌道設計理論
( 石黒裕樹(東大)、大木優介、川口淳一郎(JAXA))
発表内容:
近年イオンエンジンやソーラーセイルのような、連続的に加速できる推進系が台頭している。一方で連続推進に対応する軌道設計は、従来のインパルス推進のものを拡張したものが多かった。本研究では、これらの推進系間の軌道設計における本質的な違いを指摘し、連続推進の性質を上手く活かせるような軌道設計理論を提案した。また構築した理論を具体的な問題に適用し、従来の手法では実現されなかった宇宙ミッションが可能になる例を提示することで、本手法の有効性を示した。
受賞コメント:
宇宙科学技術講演会でこのような賞を頂くことができ、大変光栄に思います。本手法によって宇宙探査・宇宙利用の可能性を拡大し、新たな宇宙ミッションの創出に貢献できるよう、頑張っていきたいです。

受賞した石黒裕樹さん