ICTを活用して障がい児の学習・生活支援を行う 「魔法のプロジェクト」の2022年度の実践研究協力校を募集
~特別支援教育の教員養成課程を有する教育機関との連携を開始~
- お知らせ
2022年1月19日
ソフトバンク株式会社と東京大学先端科学技術研究センターは、ICT(情報通信技術)を活用して障がい児※1の学習・生活支援を行う実践研究プロジェクト「魔法のプロジェクト~特別支援教育ICTゼミ2022~」の協力校の募集を、2022年1月19日から開始します。
「魔法のプロジェクト」※2は、特別支援学校や特別支援学級、通常学級に所属する児童・生徒と教員などに、タブレットや人型ロボット「Pepper」※3、スマートスピーカー、電子書籍リーダーなどのICT機器を1年間無償で貸し出し、学校や家庭において活用してもらい、その実践事例を研究・公開することで、障がい児の学習・生活支援を促進することを目的としています。2009年度から開始した「魔法のプロジェクト」では、これまでに延べ約750校に実践研究にご協力いただいています。
2022年度からはこれまでの取り組みに加えて、特別支援教育の教員養成課程を持つ教育機関と連携します。具体的には、保護者や一般の方向けに毎年開催している「魔法のプロジェクト」の夏季セミナーを、教員養成課程の大学生や専門職大学院生向けの集中授業として組み入れ、特別支援教育の指導者を育成する現場との連携を深めます。また、これまで「魔法のプロジェクト」ではプロジェクトテーマおよび名称を1年ごとに定めていましたが、2022年度以降は「特別支援教育ICTゼミ」に統一します。「魔法のプロジェクト~特別支援教育ICTゼミ2022~」の募集に関する詳細は、下記の通りです。
1.目的
最新のICTやさまざまな社会的・人的資源を活用しながら、学習や生活、就労に対して困難を抱える児童・生徒、学生などを支援し、自身の持てる力を引き出します。また、特別支援教育にICTを活用する能力を有する教員の輩出およびその実践研究成果を広く普及させることを目的とします。
2.募集概要
応募資格 | 日本国内の特別支援学校、小中学校・高等学校の特別支援学級、小中学校および高等学校でインクルーシブ教育※4もしくは発達障がいの指導に取り組む教員および教育委員会 |
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募集期間 | 2022年1月19日~4月11日午後5時 |
応募方法・詳細 |
「魔法のプロジェクト」 |
選考結果 | 2022年4月中旬までに、応募者全員へ通知します。 |
実践研究期間 | 2022年4月1日~2023年3月31日(1年間) |
- ※1
- 認知やコミュニケーションに困難のある障がい児、自閉症、読み書き障がい、知的障がい、肢体不自由、聴覚障がいなどを含みます。障がいの種別は問いません。
- ※2
- 「魔法のプロジェクト」の詳細はこちらをご覧ください。
- ※3
- ソフトバンクロボティクス株式会社が運営する「Pepper 社会貢献プログラム ソーシャルチャレンジ」の一環として、社会課題解決支援のためにこのプロジェクトに無償貸与される人型ロボット「Pepper」を活用しています。
- ※4
- 個別の教育ニーズのある障がい児の自立と社会参加を目指す教育。