中村尚教授が日本地球惑星科学連合フェロー（2022年度）に選出

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• 2022年5月22日、中村尚教授（気候変動科学分野）が、公益社団法人日本地球惑星科学連合（JpGU）よりフェローの称号を授与されました。大気大循環系と大気海洋相互作用の理解、及び気候変動の社会影響に関する知見の普及への顕著な貢献を評価されたものです。

  日本地球惑星科学連合は、研究者や技術者、教育関係者、地球惑星科学分野に関心を持つ学生や一般市民ら8,000人以上の個人会員、50学協会、賛助会員で構成された学術団体です。フェロー制度は、地球惑星科学において顕著な功績を挙げた人、同連合の活動に卓越した貢献をした人を高く評価し、名誉あるフェローとして称えるものです。

  【受賞のコメント】
  この度、日本地球惑星科学連合のフェローに選定され、身の引き締まる思いと同時に誠に光栄に存じます。選定理由にありますように、これまで大気循環の形成と変動、それに関わる大気海洋相互作用、地球温暖化の影響など幅広く研究活動を展開して来られたのも、日米の恩師や国内外の諸先輩方、同僚から数々の有益なご指導・ご助言を頂き、かつこれまで多くの優秀な学生や若手共同研究者に恵まれてきた賜です。
  取り分け、恩師や諸先輩方に、常識・当然と思われていることを見つめ直す姿勢、そして自分にとって新しいテーマや手法に取り組むことの大切さに気付かせて頂き、そうした姿勢で学生や共同研究者に接することができたのは、研究を展開してゆく上で極めて重要でした。また、本郷から先端研への異動に伴い、研究室を大きくできたことも研究の展開に大きく寄与しました。この場をお借りして、お世話になった多くの皆さまに心より感謝申し上げます。
  この度の受賞を励みに、人材育成を図りつつ研究活動を引き続き展開すると共に、その成果を学術界のみならず、社会にも還元できるよう、ClimCOREをはじめ、任せられたプロジェクトをしっかりと盛り上げてゆく所存です。

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