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12月13日 グローバルセキュリティ特別セミナーを開催

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2018年12月21日

12月13日に、グローバルセキュリティ・宗教分野の主催による特別セミナーが開催されました。ポーランドのワルシャワ大学国際関係研究所長の政治国際学部ヤクプ・ザヤンチコフスキ(Jakub Zajączkowski)准教授をお招きし、インドをめぐる大国間の戦略的競合と、それに対するインドの対応に関して、講演と討議が行われました。

ザヤンチコフスキ所長は "Indian Strategy of the Indo-Pacific Ocean: QUAD and its Implications for the Regional Security" と題した講演を行い、モデレーターの池内恵教授(グローバルセキュリティ・宗教分野)との質疑に続き、会場からの質問・コメントを受けて活発な議論が行われました。

ザヤンチコフスキ所長に同行したワルシャワ大学政治・国際学部のウカシュ・ゴウォタ(Łukasz Gołota)准教授は、国際政治経済学の観点からのインド・中国・ポーランドの位置に関する補足の報告を行いました。

米・中の戦略的競合関係の中で焦点として顕在化したインド太平洋戦略に対するインドの姿勢が検討されると共に、中国の一帯一路戦略のヨーロッパ側の重要な結節点であるポーランドの対中・対米姿勢も参加者の関心を呼び、議論の俎上に登りました。

東欧の新世代の政策・政略論研究者のグローバルな視野からのアジア像が浮かび上がり、インド政治外交や東欧政治の専門家や、元前ポーランド大使を含む外交官、欧州政治の分析・報道を長く行ってきたジャーナリスト、政府諸機関の職員、そして南アジアからの留学生など、参加者は多岐に渡り多数に及びました。

今回の特別セミナーは、定例開催の先端研セキュリティ・セミナーの関連事業として臨時に企画され、同様の形式で行われました。

ポーランドの研究者を招き、中国の一帯一路戦略や米国・日本のインド太平洋インド戦略に対するインドの外交安全保障政策について討議した今回のセミナーは、グローバルな視野で複数の宗教文明圏を横断してセキュリティ問題を研究対象とする、グローバルセキュリティ・宗教分野の奥行きと幅を示すことになりました。

1ザヤンチコフスキ所長

2講演

3討論

4討論

5グウォタ准教授

6記念撮影

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