「IEA/H2TCP Task50 水素サプライチェーン経済モデル国際比較」ワークショップを仙台で開催
- 先端研ニュース
2025年4月25日
東京大学先端科学技術研究センターの社会連携研究部門「再生可能燃料のグローバルネットワーク(RE global)」は、国際エネルギー機関(IEA)技術協力プログラム(TCP)Task50との共催で、4月22日(火)に仙台においてワークショップ「IEA/H2TCP Task50 Workshop on International Comparison of Techno-Economic Models for Hydrogen Supply Chain」を開催しました。
このワークショップは、Task50での協力活動の一環として開催され、水素社会の実現に向けて欧州・豪州・日本(NEDO)等6か国の研究機関が協力して経済性分析モデルの比較をすることにより、水素サプライチェーンの経済性の向上を図ることを目的としています。本ワークショップではTask50に参加する研究機関より、各国の経済性分析研究事例が発表されるとともに、15か国から集まった約60名の水素専門家により水素のサプライチェーン実現に向けた道筋と課題、技術経済分析が示唆する現状や展望等について、活発な意見交換が行われました。
日本からは、先端研の石本祐樹特任准教授(附属エネルギー国際安全保障機構)および信岡洋子特任准教授(エネルギーシステム分野)が日本における水素経済性分析の結果報告およびTask50の活動報告に関する発表を行いました。また、RE global参加企業からも各社の水素関連事業の長期戦略や、水素ビジネスの今後の見通しについて発表がありました。
本ワークショップでの議論の結果は、今後のTask50での比較分析研究に活用されます。
報告を行う石本特任准教授
IEA H2TCP議長Paul Lucchese氏の挨拶
参加者全員による記念撮影
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