「第9回 東京大学-ケンブリッジ大学合同シンポジウム」参画報告
- 先端研ニュース
2025年5月27日
2025年3月27日(木)、28日(金)の両日、「第9回 東京大学-ケンブリッジ大学合同シンポジウム - Navigating the Future and Reflecting on the Past -」が開催されました。ケンブリッジ大学と東京大学は2015年3月に戦略的パートナーシップ協定を締結して以来、合同シンポジウムを開催しており、今回で9回目となります。特に先端科学技術研究センター(以下、先端研)は、以前からケンブリッジ大学クレアホールと活発な交流を行ってきました。
27日は、本郷キャンパスの情報学環・福武ホールでメインセッション”Global Warming and Sustainability”が行われました。先端研からは、中村尚教授(現:シニアリサーチフェロー)が“Disastrous extreme weather conditions under the ongoing global warming: What can we learn from recent events for the future?”と題した基調講演を行い、先端研所長の杉山正和教授がパネルディスカッションで専門家たちと議論を交わしました。午後には3つのセッションが同時並行で進行し、”Engineering for the Future”をテーマにしたセッションでセット ジイヨン特任教授が司会を務め、山下真司教授が登壇しました。
28日には、戦略的パートナーシップに参加する様々な部局でワークショップが開催されました。先端研のENEOSホールでは、「国際的な学際研究と博士課程教育の推進」をテーマにした特別セッションがありました。杉山所長の挨拶と先端研の紹介に始まり、ケンブリッジ大学からはグラフェンセンター長のAndrea C. Ferrari教授、ジャッジ・ビジネススクール副所長のDavid Reiner教授が講演しました。その後、先端学際工学専攻の専攻長である元橋一之教授が同専攻と国際的な博士課程教育について、副所長の稲見昌彦教授が学際的研究と国際共同研究の展望についてそれぞれ語りました。全体の司会はセット特任教授が務め、参加者の間で活発な意見交換が行われました。
- シンポジウム参加者による記念撮影