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星野歩子教授が第8回東京理科大学物理学園賞を受賞

  • 受賞

2025年10月21日

 細胞連関医科学分野 星野歩子教授(東京理科大学理学部卒業)が、第8回東京理科大学物理学園賞を受賞し、2025年6月11日(水)の表彰式において、東京理科大学浜本理事長から表彰状が授与されました。同賞は、東京理科大学の卒業生、学位取得者(学校法人東京理科大学が設置していた大学を含む)および専任教職員の退職者のうち、同法人の名誉を高め、発展に寄与した方に対し、その功績を称えることを目的として2018年度に創設されたものです。

【受賞した研究の説明】
がん細胞が分泌するエクソソーム(細胞外小胞)が転移先臓器の環境を変化させ、がん転移を促進する仕組みを世界に先駆けて明らかにした。特に、がん由来エクソソームが血管透過性を高め、転移の前段階で「前転移ニッチ」を形成する過程を実証し、がんの新たな病態理解と診断・治療への応用可能性を提示した。さらに、近年では、がんにとどまらず、妊娠や神経発達など生理的・病的過程におけるエクソソームの役割にも研究を広げている。

【受賞コメント】
このたび、母校である東京理科大学からこのような栄誉ある賞を頂き、大変光栄に思います。学部を卒業してから19年が経ち、このように温かいご連絡をいただけたことに、思いがけない喜びと嬉しい驚きを感じました。何よりも、母校が今も見守り、応援してくれていることを知り、とても嬉しく、心強く思っています。多くの方々に支えられて研究を続けられていることに感謝し、今後もその応援に応えられるよう、社会に還元できる研究を発展させていきたいと思います。

  • 星野歩子教授

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