いわき市が「風力発電メンテナンス人材認証制度」の検討を開始
- 先端研ニュース
2021年11月2日
先端研と連携協定を結んでいるいわき市が、関係機関との連携・役割分担のもと、国内初となるいわき市発「風力発電メンテナンス人材認証制度」の構築・運用に向けた検討を開始しました。今後、地域企業を対象としたトライアル事業も実施する予定です。
本認証制度は、風力発電産業の市場拡大によって生み出される幅広い経済波及効果を適切に地域に根付かせるため、地域企業参入に向けた課題の整理及び解決方策等に関する調査分析を先端研といわき市との連携協定の取組みの一環として進めてきました。
いわき市では、これらの調査結果及び有識者・関係機関等との議論を踏まえ、当該制度は、安全・安心な風力発電事業を行うために電気事業法で定められた「定期事業者検査」に関連する業務を対象とした知識・技術に関する要員認証制度を想定しています。本制度を構築することにより、風力発電事業の保安力・保全力の向上に貢献するとともに、地域企業がメンテナンスに必要な知識・技術を獲得することによる、参入機会の拡大を目指します。
先端研は、本制度によりいわき市との連携協定で目的とする産業の発展を通した活力ある個性豊かな地域形成への寄与、安全・安心な再生可能エネルギーの確保および、カーボンニュートラルの実現につながることを期待しています。
いわき市風力発電メンテナンス人材認証制度の概要
