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山口尚紀さん(山下・セット研究室D2)がIEEE Photonics ConferenceにおいてBest Student Papers 3rd Placeを受賞

  • 受賞

2023年1月26日

2022年11月13日~17日にカナダ・バンクーバーで開催されたIEEE Photonics Conference で、情報デバイス分野山下・セット研究室 博士後期課程2年の山口尚紀さん(工学系研究科 電気系工学専攻)がBest Student Papers 3rd Placeを受賞しました。

【論文タイトル】
“Coherent Doppler LiDAR using Novel MEMS-based Optical Phased Array Scanner”

【受賞した研究について】
本研究のコア技術であるコヒーレントドップラーライダー(CDL)は大気中を漂う微粒子等にレーザを照射した際に生じる光周波数の変動から風速等の計測を行うもので、気象観測や航空分野における危険な気流の検出などに用いられている。この光周波数の変動はドップラー効果によるものであり、これは移動する救急車のサイレン音の聞こえ方が変化する現象と同じ原理で生じる物理学的な効果である。本研究ではSCREEN社との共同研究によりMEMSと呼ばれる微小な機構を用いてレーザ光を制御する技術をCDLに応用することで、システムの小型化やデータ取得効率の向上が可能であることを示した。

【受賞コメント】
この度はIEEE Photonics Conference 2022においてこのような賞をいただき大変光栄に思います。今回の受賞にあたり、山下教授およびセット准教授のご指導をはじめ、共同研究でお世話になっているSCREEN社 蘆田様や研究室メンバーのご助力に心より感謝いたします。また、本研究において実験及び解析を主導して実施したSean Wolfeさんにも深く感謝するとともに、国際学会の場においてこのような形で研究成果を評価していただけたことについて非常に嬉しく思っております。

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