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令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞

  • 受賞

2023年4月14日

更新日:2023年5月31日

4月7日、文部科学省から科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を表彰する「科学技術分野の文部科学大臣表彰」の受賞者が発表されました。今年度、先端研からは4名(科学技術賞3名、若手科学者賞1名)が受賞しました。

科学技術賞(研究部門)

対象:我が国の科学技術の発展等に寄与する可能性の高い独創的な研究又は開発を行った者

  • 有田 亮太郎
  • 計算物質科学分野 教授 有田 亮太郎

    【業績名】強相関物質に対する第一原理的理論研究
    【受賞コメント】
    この度、文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞することとなり、大変光栄に思っております。研究室のメンバーをはじめ、国内外の数多くの方々との共同研究が今回の受賞につながりました。この場をお借りして、お世話になった皆様に深く感謝申し上げます。今後もより波及効果の大きな成果を目指して研究に邁進して参ります。引き続きご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

  • 中村 尚
  • 気候変動科学分野 教授 中村 尚

    【業績名】日本を含む中緯度域に異常気象をもたらす気候変動の研究
    【受賞コメント】
    この度の文部科学大臣表彰科学技術賞の受賞に際し、身の引き締まる思いと同時に誠に光栄に存じます。異常気象をもたらす大気循環の形成と変動、それに関わる大気海洋相互作用、地球温暖化の影響など幅広く研究活動を展開してこられたのも、日米の恩師や国内外の諸先輩方、同僚から数々の有益なご指導・ご助言を頂き、かつこれまで多くの優秀な学生や若手共同研究者に恵まれてきた賜です。そして、本郷から先端研への異動に伴い、研究室を大きくし、研究資金を獲得できたことも研究の展開に大きく寄与しました。さらに、こうした研究成果を気象庁異常気象分析検討会の活動に活かすこともできました。この場をお借りして、お世話になった多くの皆さまに心より感謝申し上げます。この受賞を励みに、人材育成を図りつつ研究活動を引き続き展開すると共に、その成果を学術界のみならず、社会にも還元できるよう、ClimCOREなど任せられたプロジェクトをしっかりと盛り上げてゆく所存です。

科学技術賞(理解増進部門)

対象:青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心及び理解の増進等に寄与し、又は地域において科学技術に関する知識の普及啓発等に寄与する活動を行った者

  • 廣井 悠
  • 減災まちづくり分野 教授 廣井 悠

    【業績名】スポーツを活用し災害に備える防災プログラムの普及啓発
    【受賞コメント】
    このたびは令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰をいただき、たいへんうれしく思っております。受賞対象である「防災スポーツ」は、ともすれば「知識の習得」のみにとどまりがちな防災教育に、行動力や楽しみといった要素も持たせた地域防災の先進モデルをつくろうとする取り組みになります。ここで養われる対応力と継続性は防災だけにとどまらず、地域社会を再構築する新しいツールになるものと期待しております。試行錯誤を続けておりますが、今後もご指導いただけますよう、よろしくお願いいたします。

若手科学者賞

対象:萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満(出産・育児により研究に専念できない期間があった場合は、42歳未満)の若手研究者

  • 門内 靖明
  • 身体情報学分野 准教授 門内 靖明

    【業績名】身体内外の物理情報空間をつなぐテラヘルツ技術に関する研究
    【受賞コメント】
    このような素晴らしい賞を頂くことができ、大変光栄です。今回ご推薦下さり、かつ日頃から様々な相談に親身になって乗って下さっている稲見先生をはじめ、先端研の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。コロナ禍中での着任ではありましたが、先端研でなければ考えられない出会いや経験に恵まれながら、楽しく過ごしています。これからも、今回の受賞理由にもなりました「見えない光」が照らす世界の工学的可能性を探求して参りたく思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

  • 門内准教授(左)と先端研の杉山正和所長
  • 門内准教授(左)と先端研の杉山正和所長

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