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ICTを活用して障がい児の学習・生活支援を行う 「魔法のプロジェクト」の2023年度の協力団体を選考
~地方自治体を含む31団体に合計181台のタブレットや「Pepper」などを貸し出し~

  • お知らせ

2023年4月27日

ソフトバンク株式会社と、東京大学先端科学技術研究センターに設置されている寄付研究部門「個別最適な学び研究」は、ICT(情報通信技術)を活用して障がい児※1の学習・生活支援を行う実践研究プロジェクト「魔法のプロジェクト~インクルーシブ教育ICTゼミ2023~」※2に協力していただく団体を選考しました。2023年4月から2024年3月までの1年間、地方自治体を含む全国の特別支援学校や特別支援学級、通常学級および教員養成課程を持つ大学など31団体に、合計181台のタブレットやスマートフォン、人型ロボット「Pepper」※3、スマートウオッチなどのICT機器を無償で貸し出し、所属する児童・生徒・学生と教員などの2人1組、計37組に活用していただきます。なお、地方自治体(教育委員会)単位での参加※4も受け付けており、2023年度は北海道教育委員会、広島県教育委員会および南あわじ市教育委員会が参加します。

「魔法のプロジェクト~インクルーシブ教育ICTゼミ2023~」の協力団体

北海道 北海道教育委員会(北海道札幌視覚支援学校、北海道函館盲学校、北海道旭川盲学校、北海道帯広盲学校)
青森県 青森県立青森聾学校、青森県立青森第二高等養護学校
宮城県 宮城県立金成支援学校、大衡村立大衡小学校
群馬県 太田市立尾島小学校
千葉県 千葉県立東金特別支援学校
東京都 学校法人早稲田大学、世田谷区立多聞小学校、東京学芸大学附属小金井小学校、東京都立八王子西特別支援学校、東京都立花畑学園
神奈川県 神奈川県立保土ケ谷支援学校、神奈川県立平塚養護学校
富山県 富山県立となみ総合支援学校
長野県 長野県稲荷山養護学校
静岡県 函南町立東小学校
大阪府 大阪府立思斉支援学校、東大阪市立弥栄小学校、守口市立よつば小学校
兵庫県 南あわじ市教育委員会(南あわじ市立市小学校)
広島県 広島県教育委員会(個別最適な学び担当 不登校支援センター)、広島市立己斐上中学校
山口県 山口県立山口総合支援学校、山口県立宇部総合支援学校
香川県 香川県立高松養護学校、香川大学教育学部附属特別支援学校
福岡県 北九州市立小倉総合特別支援学校
熊本県 熊本市立碩台小学校
大分県 大分県立大分支援学校
沖縄県 沖縄県立大平特別支援学校

2023年度の「魔法のプロジェクト」では、子どもたち一人一人を対象とした従来の実践研究に加えて、障がいのある子どもたちが将来自立して社会参加できるように、「インクルーシブ教育」をメインテーマに据え、同世代の子どもたちと共に学ぶ際にどのようにICTを活用するかの実践研究に取り組みます。また、2022年度から開始した特別支援教育の教員養成課程を持つ教育機関との連携プログラム※5では、東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍シニアリサーチフェローによる特別講演を加えるなど、プログラム内容をさらに充実させていきます。

「魔法のプロジェクト」では、多様性のある社会を構築する上で、教育現場におけるインクルーシブな環境にICTを活用して、障がいのある子どもがその能力や可能性を最大限に引き出し、生活の基盤を盤石にしていくことを目指します。

  • ※1 認知やコミュニケーションに困難がある障がい児や自閉症、読み書き障がい、知的障がい、肢体不自由、聴覚障がいなどを含みます。障がいの種別は問いません。
  • ※2 「魔法のプロジェクト~インクルーシブ教育ICTゼミ2023~」の開始については、こちら別ウィンドウで開くをご覧ください。
  • ※3 ソフトバンクロボティクス株式会社が運営する「Pepper 社会貢献プログラム ソーシャルチャレンジ」の一環として、社会課題解決支援のためにこのプロジェクトに無償貸与される人型ロボット「Pepper」を活用しています。
  • ※4 地方自治体が主導して、専門性の高い教員の育成や特別支援教育の質の向上を図れるよう、2020年度から、学校単位だけではなく、教育委員会を含む地方自治体が、複数の学校を取りまとめて応募することが可能になりました。
  • ※5 特別支援教育の教員養成課程を持つ教育機関との連携プログラムの詳細は、こちら別ウィンドウで開くをご覧ください。
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