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日仏新エネルギー研究協力 “Next PV” 本格始動 
キックオフミーティングをパリで開催

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2012年12月17日

2012年12月17日、Ecole Nationale Superieure de Chimie de Paris (Paris Tech)において先端研-CNRS (フランス国立科学研究センター)間の新エネルギー研究連携 “Next PV”* のキックオフミーティングが開催されました。
このキックオフミーティングには、Next PV に参画する研究者が日仏総勢30名ほど参加し、 それぞれの専門分野に関するプレゼンを実施しました。これら研究者による研究内容あるいは研究機関のアピールポイントなどの紹介を通じ、 日仏相互の研究協力の具体化に向けての議論が進められました。
特にボルドー大学はフランス国内、または欧州全体の水準にかんがみても有機太陽電池の研究分野で抜きんでており、 現在同大学内で大規模な研究センターの構築が進んでいることや本年夏に本分野の国際会議の開催を予定していることなども併せて紹介されました。 また東大先端研に対する本分野の研究協力に対する期待の高さも述べられました。
続いて、短期的・中期的に取り組むべき活動を中心的な論点としたディスカッションが行われました。これまで、拠点開設や連携協定締結等で、 日仏相互の関係者が顔を合わせて議論を重ねる中で、一貫して指摘されてきた学部生も対象とした若手研究者の相互派遣が連携活動の充実に向け、 重要かつ効果的であることが今回も確認されました。


フランス側から先端研には、既にポスドク研究者1名が派遣されて研究を開始しており、またこの夏にも中心的研究者が数か月滞在を予定しています。 さらに学生の来日も続く見込みです。

* “Next PV” は2012年10月に、先端研内に拠点オフィスを開所。 2012年10月5日に開催された開所式にはフランス本国からCNRSおよびフランス政府関係者も多数参加しました。


図1
岡田至崇教授(新エネルギー)による説明

図2
セッションの合間に特別エクスカーション。
Pierre & Marie Curie夫妻が実際に使用した実験室(現在では研究所として限定公開)

図3
コーディネーターの岡田教授、Prof Destruelを中央に参加者全員で
 

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