赤血球で酸素を輸送する膜たんぱく質の立体構造を解明
~遺伝性貧血などの疾患の解明に役立つ新たな知見~
- 研究成果
2015年11月6日
岩田想 京都大学教授、濱崎直孝 長崎国際大学客員教授らは、ヒトの赤血球における酸素の輸送に重要な役割を担っている 「band3(バンド3)」という膜たんぱく質の立体構造を原子レベルで解析することに成功しました。 本研究は、東京大学先端科学技術研究センター 計量生物医学分野の岩成宏子特任准教授および浜窪隆雄教授、九州大学、英国・ウォーリック大学との国際共同研究チームで行われました。
本研究成果は、2015年11月6日(米国時間)に米国科学誌「Science」で公開されました。
論文タイトル
“Crystal structure of the anion exchanger domain of human erythrocyte band 3”
(ヒトの赤血球膜たんぱく質「バンド3」の立体構造解析)