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数理創発システム分野 江崎貴裕特別研究員が第32回井上研究奨励賞受賞

  • 受賞

2015年12月14日

数理創発システム分野(西成研究室)の江崎貴裕特別研究員が、第32回井上研究奨励賞を受賞されました。 井上研究奨励賞は自然科学の分野で、優れた博士論文を提出した若手研究者に対し贈られるものです。

江崎さんは、2015年3月 工学系研究科航空宇宙工学専攻を修了、博士論文「ネットワーク上における密度依存輸送の理論」が評価され、今回の受賞決定の運びとなりました。贈呈式は2016年2月4日に行われます。

<江崎さんの受賞研究について>
社会システムにみられる人の移動、車の交通や物流といった「ながれ」は、渋滞発生をはじめとして、複雑な振舞いを示します。 しかし、これまで得られた基礎的な知見を現実のシステムに応用するためには、未だ大きなギャップが存在しています。 この課題に対し、既知の渋滞特性を所与のものとして、それらをネットワーク状に繋いだ数理モデルによる枠組みを提案しました。 これにより既知の渋滞現象とは質の異なる「ネットワークレベルでのマクロな渋滞」が発生することに加え、単純な制御によりそれを 緩和できることを示しました。

江崎さん
受賞した江崎さん
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