先端研の分野横断型プロジェクト
「東日本大震災アーカイブプロジェクト」第5回ディスカッション開催
- 先端研ニュース
2016年2月24日
2月7日(日)、14号館先端研カフェにて「東日本大震災アーカイブプロジェクト」第5回ディスカッションが開催されました。 本プロジェクトは、東日本大震災に関連する(発災以前も含む)各種の情報の記録・保存・活用を共通コンセプトとして、 それを軸に様々な分野の研究者が自由に議論することを活動の中心としています。 今回は、東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)柴山明寛准教授をゲストスピーカーにお迎えし、 「震災アーカイブの現状と今後の展望について」というテーマでディスカッションを行いました。 最初に、柴山准教授より、東北大学アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」の5年間の活動の紹介、 各自治体における現在のアーカイブの動向、そして現在関わられている岩手県の震災アーカイブのガイドラインについてのお話しをいただきました。 後半は、牧原出教授の司会で、情報の価値や、アーカイブされる写真の権利の問題や事例の活用方法、今後の伝承者の育成についてなど、 柴山准教授から提供された話題を基にさまざまな視点での議論が展開されました。
[牧原出教授のコメント]
先端研での本プロジェクトも5回目となるが、時間の経過によって、震災発生時と現在では住民感情が全く異なる部分があるなど、回数を重ねることによって学んだことも多い。 本プロジェクトは今回で一区切りとなるが、引き続き、先端研内の各分野が連携しながら幅広い取り組みを続けていきたい。



