アフリカからの国費留学生来訪
- 先端研ニュース
2016年10月6日
2016年7月27日、神戸情報大学院大学に所属するアフリカからの留学生12名が、3名の教職員と共に先端研を訪問しました。アフガニスタン、エチオピア、タンザニア、モザンビークの各国からのJICAによる国費留学生で、ICTを用いた社会問題の解決に挑む大学院生たちです。多くは社会人経験があり、問題意識が大変高い学生で、アフリカの自国に帰った後、起業することを希望しています。
中村尚副所長による先端研概要の紹介を受けた後、彼らは森川研究室(情報ネットワーク分野)を訪問しました。森川研究室はデータ駆動型社会の基幹となる情報通信技術を開発し、産業/経済/社会構造の大きな変革につながる研究を行っています。ポスター会場のようにセッティングされた森川研究室で、研究室所属の研究者や学生たちから農業、橋梁モニタリング、風力発電などへのIoT(モノのインターネット)の社会実装やIoTの基幹技術である無線センサネットワークシステムなどについて説明を受けました。先端研概要説明でも、森川研究室でも、活発な質問があり、特に森川研究室では予定の時間をオーバーするほど大変熱心に見学していました。また、彼らの的確な質問と積極的な姿勢は、研究室の学生たちにも良い刺激になった模様です。
留学生たちは、これから発展が進むアフリカにおいて、将来的にアフリカと日本をビジネスで結ぶ架け橋となることを期待されており、この見学が彼らにとって内外の大学との協働を考える良い機会になることを願っています。