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先端研 岡田研究室と電気通信大学 曽我部研究室、株式会社グリッドによる「人工知能研究室」開設記念講演が開催されました

  • 先端研ニュース

2017年4月21日

4月13日(木)、コンベンションホールにて、先端研 岡田研究室と電通大 曽我部研究室、株式会社グリッドの産学連携プロジェクトとして発足した「人工知能研究室」の開設を記念して、講演会が開催されました。

開会の挨拶として先端研・神崎亮平所長からの先端研の組織や研究、直近の取り組みについての紹介を皮切りに、経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 課長 佐野究一郎氏から、2030年までのAI発展のロードマップや、トップの研究者を招聘したグローバル拠点やIoT実証事業など、人工知能を活用したい企業と、研究者をマッチングさせる政府のAIの取り組みについてもお話を頂きました。

基調講演第1部では、神崎所長から「リビングデバイス:昆虫の知能が拓くあたらしいモノづくり」をテーマに、昆虫が持つ嗅覚能力や、匂い検出・探索能力を精緻に再現した生物知能を搭載したロボットについて紹介され、実際に昆虫ロボットが匂いを感知して動く映像には、会場の参加者も興味深く見入る様子が見られました。

第2部では岡田至崇教授から、「先端研・産学連携新エネルギー研究施設の活動紹介」として、フランス国立科学技術センターとの組織連携の取り組みなど、多くの人や組織が関わって活動する場として産学連携新エネルギー研究施設の紹介や、研究開発テーマであるペロブスカイト高効率電池、次世代太陽電池など、自然エネルギーという不安定電力をどのように安定電源にしていくか、現在の研究開発の取り組みについて話されました。

また、電気通信大学の曽我部東馬准教授から、「量子物理と深層学習を融合した量子人工知能の開発」について、続けて本開設講演会を主催した株式会社グリッド様からは、「機械学習/深層学習フレームワーク∞ReNom(リノーム)による製造、インフラ、エネルギー問題へのAI適応事例」や「深層強化学習の応用事例」についてご紹介頂きました。

当日は、学生から技術者まで幅広く約180名の方が参加され、今後の連携に向けて、3者の研究について知る有意義な機会となりました。

図1
先端研について紹介する神崎所長
図2
政府のAI施策について説明する経済産業省 課長 佐野氏
図3
産学連携新エネルギー研究施設について語る岡田教授
図4
セミナー当日、桜が満開の14号館
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