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長尾 晃貴 さん(数理創発システム分野 修士学生)が日本応用数理学会年会にて優秀ポスター賞を受賞

  • 受賞

2017年10月27日

西成・柳澤研究室(数理創発システム分野)長尾 晃貴 さん(航空宇宙工学専攻修士課程2年)が、2017年9月6日~8日にかけて、東京湾岸エリアに位置する武蔵野大学有明キャンパスにて行われた、2017年度日本応用数理学会年会において、優秀ポスター賞を受賞しました。本賞は、日本応用数理学会年会で企画されたポスターセッションにおいて、優れた研究発表を行った発表者を表彰するものです。参加者全員の投票を通じて4名に授与されています。

<受賞した研究について>
発表タイトル:「ウェーブレット変換を用いた群集密度の推定」
長尾 晃貴、柳澤 大地、西成 活裕

公共施設などの人が密集する環境において、危険回避のための誘導の必要性を判断する指標の一つとして、群集密度が考えられてきました。ビデオカメラによる映像から群集密度を推定することはもちろん可能ですが、ビデオ撮影が難しい環境では正確な測定が困難な場合があります。そこで本研究では、人が所持するスマートフォンやタブレットで測定が可能な体の回転角速度データから、ウェーブレット変換を応用して群集密度を高精度に推定する手法を提案しました。この密度推定手法は、画像を用いた密度推定手法と比較して簡便であり、様々な状況での推定に活用できると考えています。今後は、人の体の回転角速度と群集運動の関係性について、より理解を深めていくことを目指します。

図1
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