編集後記

キャンパス内の歴史空間の探訪記として第一号を発行してから、はや3ヶ月。21号館、フィルム、白鴎会資料という今回の相手はどれもなかなか手強く、時間をかけて一枚づつベールを剥がしてゆくことが必要でした。我々の活動は、「探検団」のみならず、「探偵団」の様相をも帯びてきたのです。このキャンパスには、追跡すべき「物語の種」がまだまだたくさん残されています。それらを「物語」へと開花させるべく、今後も活動を続けてゆきたいと思います。(隅蔵 康一)

立花先生のジャーナリスト魂を垣間見た2ヶ月であった。(工藤 隆司)

自分の勤める日本航空協会という組織のルーツを探って、ただただびっくりする年末年始休みでした。(酒井 正子)

少年のような目で戦前の航空事情を語っていただいた斎藤茂太先生、粟野誠一先生のお姿が忘れられません。ありがとうございました。(北野 誠)

遥か昔の歴史と思っていた戦前の雰囲気を間近に感じることができた貴重な経験でした。(和田 昭久)

自分の専門以外の勉強を、たくさんできました。(旭井 亮一)

先端研の中を発見の嵐が吹き荒れる。実験の合間、新情報に対応すべく原稿を書き直す団員。嗚呼、今日も終電が待っている。みんな卒業は大丈夫か?(斎藤 敬)

『航空決戦必勝の鍵』は、復刻の作業をしていた段階ではその背景が全く分からず“不可解な資料だな”と思いながら入力していました。ところが、いつの間にか背景が明らかになり、疑問点も解決していきました。世の中、不思議なつながりがあるものです。この作業のおかげで、私のワープロの辞書ファイルは、旧字体に強くなりました。(谷津 真理子)

アンティークなキャンパスにあこがれて念願の先端研に入学した私は、先端研唯一のサークル活動「先端研探検団」に入れてもらった。理系のヤングとうまくやっていけるかなーとチョッピリ心配だったけど、今回の『謎のフィルムの顛末』で少しは役に立てたようなのでうれしい。(棚田 梓)

第二号が出ました。また今回も、内容盛りだくさん(?)です。どうぞ、見てください。ところで、今、たいへん忙しいのです。12月は師走というくらいですから、忙しいのは当たり前と思ってあきらめていたのに、1月からこんなに走り回って、どうなるのやら・・・今年も、探検団は走り続ける。(平塚 淳典)

<1996年1月発行 先端研探検団 第二回報告書53頁 掲載>

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