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研究者一覧

フェロー Fellow
チャン ピン CHANG Ping

先端研フェロー

略歴

1988年  8月  Princeton大学 博士課程(大気海洋科学)修了(Ph.D.)
1988年  9月  Washington大学大気海洋共同研究施設研究員
1990年  9月  Texas A&M大学 海洋学科 助教授
1995年  9月  Texas A&M大学 海洋学科 准教授
1998年  9月  Texas A&M大学 海洋学科 教授 (~現在)
2010年  9月  Louis & Elizabeth Scherck Chair in Oceanography (~現在)
2014年  9月  東京大学先端科学技術研究センター フェロー

研究分野

気象・気候や海洋の力学、またそれらが相互に影響を及ぼし合う変動(大気海洋結合変動)の理解は、自然環境や防災だけでなく、産業・経済等,我々の暮らしにおける幅広い観点から非常に重要である。私は,熱帯や大西洋域における、これら大気海洋相互作用や気候力学の研究に長年取り組んできた。これまでの研究で、数値気候モデル実験や観測データの解析から、北大西洋の海洋子午面循環に関する研究を推進し、その長期変動のメカニズムや大気との相互作用、周辺地域のみならず遠隔地域の気候状態に及ぼす影響等について、明らかにしてきた。
また、熱帯の大気海洋結合変動についても海洋変動の重要性に着目した研究を推進し、熱帯太平洋のエルニーニョと熱帯大西洋の同様な変動との微妙な関連性をもたらす要因を指摘した。加えて、現在気候に関して得た多くの知見を古気候や温暖化研究にまで適用することで、最終氷期終焉直後の急激な気候変動における大西洋水温変容や海流の役割を解明するとともに、前世紀に観測された大洋西部の中緯度暖流域が顕著に温暖化している事を発見した。
近年は、高解像度の領域大気海洋結合数値モデルを開発し、熱帯低気圧に伴う個々の積乱雲群や海洋の小規模な慣性重力波など露わに表現しつつ、熱帯低気圧に伴う大気海洋相互作用の解明を進めている。そして、現在はこの領域大気海洋結合数値モデルを、暖流と寒流が合流し、海洋の渦活動の活発な中緯度海洋前線帯にも適用することで、近年注目を集めている中緯度大気海洋相互作用の解明を目指している。

キーワード

気候力学,気候系シミュレーション


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