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研究者一覧

  • フェローFellow
  • コープ デイビッドCOPE David
  • 先端研フェロー

略歴

1967年 ケンブリッジ大学卒業
1968年 ロンドン大学 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス 経済学専攻修士課程修了
1968年 ロンドン大学 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン研究員
1970年 ノッティンガム大学 工学と技術に関する学際的研究講師
1981年 OECD国際エネルギー機関 環境部門チームリーダー
1986年 経済環境開発英国センター エグゼクティブ・ディレクター
1997年 同志社大学 経済学部 経済学科教授
1998年 英国議会事務局科学技術室ディレクター (-2012)
2001年 ロンドン・メトロポリタン大学名誉博士号 Ph.D.
2008年 ケンブリッジ大学クレアホール 終身メンバー教授
2013年 英国コモンウェルススカラシップコミッショナー
2014年 ケンブリッジ大学クレアホール ファウンデーションフェロー
2014年 同志社大学 技術・企業・国際競争力研究センター客員教授
2015年 ロンドン大学 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン客員教授
2016年 東京大学先端科学技術研究センターフェロー

研究分野

14年間イギリス議会科学技術局のディレクターを務めた経験から、この数年の主たる関心事項は、科学技術における現代の問題(issues)に対し、簡潔な、中立的見地からの分析と評価を与えうる手法に関連しています。特に、一般的にテクノロジーアセスメントと呼ばれる分野における方法論の開発、および、アウトプットの普及に関わってきました。中でも、専門性(expertise)と、それに伴う審議会やパブリックエンゲージメントなどのようなテクノロジーアセスメントの役割に注目しています。専門知識は「完璧であらねばならない」がゆえに過失や罪(culpability)を内包するという、あらゆる専門家が直面する問題も、重要であると考えています。また、これまでに、「原子力施設のセキュリティと核拡散」から「空の旅と健康」に至るまで、数多くの科学技術に関連する特定のメタ分析評価も行っています。
最近では、以前に研究をしていた領域-人口統計学的変化(demographic change)-と、その社会的、経済的影響についても、再び意識が向かうようになってきました。そのため、フィンランド議会「未来委員会(Committee for the Future)」発行の「世代間関係(intergenerational relations)」及び「未来への義務(obligations to the future)」の研究も進めており、その中でも、特に、人口統計学的分析からの定量的入力データによる、適切な倫理性の提示に取り組んでいます。
一方、自身の研究活動の他に、日本と英国(ひいてはより広くヨーロッパ)間の研究活動の促進や、そのための研究支援の発掘活動にも関わりを強めています。

受賞

  • 2012年 旭日小綬章 叙勲

関連情報

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