研究者一覧
- フェローFellow
- 澤 和樹SAWA Kazuki
- 先端研フェロー
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略歴
1979年 3月 | 東京藝術大学大学院音楽研究科器楽科修了 |
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1980年 | 文化庁芸術家在外研究員(ロンドン) |
1984年 4月 | 東京藝術大学音楽学部器楽科 講師 |
1985年 4月 | 東京藝術大学音楽学部器楽科 助教授 |
1998年 | 沖縄県立芸術大学 非常勤講師 |
2005年 4月 | 東京藝術大学音楽学部器楽科 教授 |
2008年 6月 | 東京藝術大学音楽学部 副学部長 |
2013年 4月 | 東京藝術大学 副学長 |
2014年 4月 | 東京藝術大学音楽学部 学部長 |
2015年 | 英国王立音楽院 名誉教授 |
2016年 4月 | 東京藝術大学 学長 |
2019年 | 北京中央音楽学院 客員教授 |
2022年 4月 | 東京藝術大学 名誉教授 |
2023年 1月 | 東京大学先端科学技術研究センター フェロー |
研究分野
日本を代表するヴァイオリニストの一人として国際的に活躍する芸術家、音楽教育家である。英国王立音楽院名誉教授。1979年東京藝術大学大学院音楽研究科修了後、文化庁芸術家派遣在外研究員としてロンドンに留学。ロン=ティボー、ヴィエニアフスキ、ミュンヘンなどの国際コンクールに入賞。イザイ・メダル、ボルドー音楽祭金メダルを受賞。1984年に帰国後から東京藝術大学で教鞭をとる。1990年澤クヮルテット結成、1996年指揮活動開始。2004年和歌山県文化賞を受賞。2016年4月より6年間、東京藝術大学学長として、音楽だけでなく、次世代を担う芸術家の育成にあたってきた。
また、将来音楽家を目指す全国の子ども達を対象とした「早期教育プロジェクト」にも力を注いている。これは東京藝術大学が文部科学省「国立大学改革プラン」を踏まえ2014年より開始したプロジェクトであり、昨今、少子化社会において音楽家を目指す若者が減少傾向にある中、受験等様々な流れ・選択の過程で、才能ある子どもが音楽家への道を断念してしまう状況が絶えないことに鑑み、まずは子どもたちの可能性を発見して最大限伸ばし、彼らの夢を実現させるためのものである。音楽の魅力や芸術の力で、子どもたちを取り囲む地域の活性化や地方創生をもねらいとしている。
ソリストやコンサートマスター、室内楽奏者としての活動だけではなく、教育者としても比類なき経験を有する澤氏の長年の実績と国際的な活躍と知識は、教育研究の活動の発展のみならず、日本の芸術振興に大きく貢献している。
キーワード
アートとデザイン、クラシック音楽、持続的社会の実現