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私たちは、幾何学的な性質（トポロジー・対称性・次元性など）に立脚した新物質開拓を通じて、革新的なエレクトロニクス・スピントロニクス機能を実現することを目指しています。

エレクトロニクスの主役である電子の振る舞いは、通常は外部からの電場や磁場により制御されます。一方、幾何学的に非自明な秩序構造を伴う物質中では、電子が曲がった空間を感じることで巨大な仮想電磁場が生じることがわかっており、その積極的な活用は物質中の電子の制御手法を根底から変える可能性を秘めています。

本研究室では、こうした系の幾何学的な性質に着目することで、未踏の量子現象が発現する新物質の設計・開拓を行うとともに、微細加工技術を駆使したマイクロデバイスの作成・計測を通じて、超低消費電力な情報処理・超高感度なセンシング等の応用につながる、新しい電子機能の実現に取り組んでいます。