研究者一覧

  • 准教授Associate Professor
  • 日比谷 由紀HIBIYA Yuki
  • 宇宙惑星物質進化学 分野
E-mail
yuki-hibiyaigcl.c.u-tokyo.ac.jp
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略歴

2019年 3月 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 博士課程 修了
2019年 4月 国立研究開発法人海洋研究開発機構 学術振興会特別研究員
2021年 6月 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 助教
2022年 7月 東京大学先端科学技術研究センター 助教
2024年12月 東京大学先端科学技術研究センター 准教授

研究分野

皆さんは物質というと何を思い浮かべるでしょうか?私たちの身体や地球を構成する物質は、実は全てその起源を辿ると、地球が誕生した約45億年前よりさらに前に宇宙で爆発した星によって生み出されたものです。

宇宙から飛来する隕石は、このような星々が生み出した物質を原始的な姿のまま現在に至るまで保存するタイムカプセルのようなものです。一方で、地球上の岩石は、地球内部の活動や表面での変化によって太陽系初期の物質からは進化した組成を記録します。隕石どうし、あるいは隕石と地球岩石の物質科学的情報を総合的に比較・分析することで、45億年も昔の地球や太陽系の形成とその進化の謎に迫ることができるのは、宇宙惑星物質科学の醍醐味といえます。

私たちは、鉱物化学分析・質量分析技術を用いた同位体分析などを組み合わせることで、惑星物質に記録された情報を読み解き、「宇宙空間における太陽系の形成および物質進化過程の解明」に取り組んでいます。また、国際的な惑星探査計画にも参画しており、日本の宇宙開発における諸問題の解決にも惑星科学の観点から貢献することを目指しています。

  • 太陽系形成初期の情報を保存する始原的隕石
  • 図1:太陽系形成初期の情報を保存する始原的隕石
  • 元素を抽出するために隕石中の様々な鉱物を酸で溶かした様子
  • 図2:元素を抽出するために隕石中の様々な鉱物を酸で溶かした様子
  • 希ガス同位体分析のために隕石を炉で加熱してガスを抽出している様子
  • 図3:希ガス同位体分析のために隕石を炉で加熱してガスを抽出している様子

キーワード

初期太陽系進化学、隕石、同位体宇宙地球化学、質量分析学、年代学

大学院・専攻

  • 工学系研究科 先端学際工学専攻
  • 理学系研究科 地球惑星科学専攻

関連情報

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