テクノロジービジネスインキュベーション(TBI)プログラム
本プロジェクトは、2001年8月~2006年3月末までの「科学技術振興調整費戦略的研究拠点『人間と社会に向かう先端科学技術オープンラボ』計画」において積極的に推進されたものです。
先端研テクノロジービジネスセンター(AcTeB)では、テクノロジービジネスインキュベーションプログラムにおいて、既に一定の研究成果があるが、そのままでは事業化可否の判断が困難なテーマについて、一定期間事業化検討のフィージビリティスタディを行います。その結果によって、事業化の見通しのつくテーマについて支援を行います。具体的には新技術の利用可能判断のための試作やマーケティング、知的財産権に関する調査、製品化技術開発等に対して人件費等を支援します。
AcTeBは、各プロジェクトが事業化の可能性が明らかになった時点で、TBIプログラムからは「卒業」してもらい、その後はASTEC、CASTIとともに民間資金によるインキュベーションに移行していく際のスキームづくりを担当します。具体的には成功の後、大学に何らかの資金が還元できるようなシステムを考案していきます。
インキュベーションのテーマ
(2004年4月現在)
- 太陽光を利用する環境改善プロジェクト
- ガン転移抑制プロジェクト
- 固相合成法によるマグネシウム合金の高機能化プロセス開発[卒業]
- 親指サイズ電子顕微鏡プロジェクト
- マイクロアレイ解析と自然言語処理による文献検索
- たんぱくチッププロジェクト
- 実装エコデザイン推進プロジェクト
- 光インターコネクションデバイス・ビジネス戦略
- 復唱音声認識技術を用いた教育バリアフリー支援システムの事業化
- 高機能光ファイバブラッググレーティング(FBG)デバイスの開発
- 知識マネジメントのためのインタラクションデザイン
- 標的塩基配列検出システム[卒業]
TBI(Technology Business Incubation)プログラム
大学の研究成果を事業に結びつけるために必要なサポートを、経営面、技術面から実施し、大学発ビジネスを実現する。