第6回シンポジウム 工学教育の原点~人生の基盤となる「乳幼児期」から見つめる~
イベント情報
開催日 | 2025年5月27日(火曜日)15時00分 - 17時30分 |
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開催場所 |
東京大学 先端科学技術研究センター3号館南棟1階ENEOSホール オンライン同時配信 |
参加費 | 無料 |
申込方法 | |
問い合わせ先 |
日本工学アカデミー事務局 |
〈第6回 公開シンポジウム〉日本工学アカデミー(EAJ)政策提言委員会プロジェクト
「人類の安寧とより良き生存」を目指した工学倫理と工学教育
工学教育の原点ー人生の基盤となる「乳幼児期」から見つめるー
わたしたち現生人類は、生物進化の過程で、「共感性・思いやり」といった同情(Sympathy)を獲得したことによって、社会を形成し、生物種として著しく繁栄してきました。赤ちゃんは、もともと他人を助ける優しい気持ちを持って生まれてくる可能性が高いとされています。“優しさ”は子育ての中で教えていくというよりも、赤ちゃん自身が持って生まれてくる優しい心をそのまま大事に育てていくと考えるほうが自然ではないでしょうか。
さて、現代社会では、急速な科学技術の進展とともに個人主義や人間の弱点を強化するような技術によって様々なバイアスが広がり続けています。それは、大切なヒトの土台を育む大きな障壁となり、人類社会、ひいては自然の摂理に対する脅威にもつながるリスクがあります。
人類の安寧とより良き生存に向けた工学には、ヒトの発達の過程から学習、教育の本質を見つめ、乳幼児期をふくめた段階から土台を築き上げていく、切れ目のない一貫性ある教育環境を整えることが重要ではないでしょうか。自然科学、人文社会科学などの多様な視点から討議を進めていきます。ぜひ、ご参加いただきますようご案内申し上げます 。
【プログラム】
- 15:00-15:05
- 開会挨拶
東京大学先端科学技術研究センター 所長/教授 杉山 正和 - 15:05-15:25
- PJの経緯と構想
日本工学アカデミー PJリーダー 小泉 英明 - 15:25-15:50
- 基調講演1 「乳幼児期の教育の大切さと場の働き」
東京大学大学院教育学研究科 教授 多賀 厳太郎 - 15:50-16:15
- 基調講演2 「教育によって社会実装される工学倫理」
慶応義塾大学医学部 教授・小児科医 安井 正人 - 16:30-17:25
- TDトーク
筑波大学医学医療系 教授 安梅 勅江、東京大学先端科学技術研究センター 教授 星野 歩子、東京大学大学院 教授 太田 博樹 - 17:25-17:30
- 閉会挨拶
日本工学アカデミー PJ副リーダー 長井 寿
〈総合司会 大橋 俊朗PJ幹事、沖田 京子PJ副幹事〉
共催:日本工学アカデミー・生存科学研究所・東京大学先端科学技術研究センター
〈一般財団法人 新技術振興渡辺記念会 科学技術調査研究助成事業〉
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