中村 尚 教授が日本気象学会2020年度藤原賞を受賞
- 受賞
2020年6月19日
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中村 尚 教授 -
2020年3月23日、中村尚教授(気候変動科学分野)が、(公社)日本気象学会2020年度藤原賞を受賞しました。
藤原賞は、故藤原咲平博士の偉大な功績を記念し、気象学に関する調査、研究、総合報告等により日本の気象学および気象技術の向上に寄与した個人を顕彰するものです。
中村教授は科研費新学術領域の領域代表として、「気候系の形成と変動における中緯度海洋の能動的役割」という新パラダイムを国内外連携の下で提唱し、東アジア縁辺海・北西太平洋を主な研究対象域に、観測・数値モデリングの両面で大気海洋分野の融合研究を主導しました。また、気候研究における長期大気再解析データの重要性を早くから認識し、その作成と幅広い利用を推進しました。さらに、気象庁異常気象分析検討会の会長(代理)として、異常気象の要因分析を主導し、マスコミにも積極的に発信してきました。【受賞研究】
中・高緯度の大規模な大気循環変動メカニズムに関する研究および異常気象分析を通じた気象業務との連携の推進【受賞コメント】
この藤原賞は基本的にシニアな研究者による学界への貢献に贈られるもので、これは私一人では到底為し得ないものです。これまで様々な形で支えて下さった皆さまに心より感謝致します。今後更なる貢献ができるよう精進します。
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