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生命反応化学分野 山口 哲志 准教授らの研究成果が ChemistryViews にてハイライトされました

  • お知らせ

2022年3月11日

生命反応化学分野 山口 哲志 准教授(岡本研究室)らによる Chemistry A European Journal 誌掲載の研究成果が、サイエンスニュースサイト ChemistryViews にてハイライトされました。

【研究について】
細胞一つずつを光溶解性の分子集合体で包む方法を開発し、この殻を光で溶かすことで細胞の接着や伸展、貪食を開始させることに成功しました。この技術は、望みのタイミングに望みの場所で細胞の機能を活性化でき、将来的には再生医療や細胞治療への応用が期待されます。

【山口准教授のコメント】
バイオ分野の研究や生産プロセスの課題を解決するために、化学を駆使して色々な技術を作っています。今回の技術は、改良しないといけないところがまだまだあるのですが、細胞の機能を簡単にスイッチオンするツールとして広く使われる技術にしたいと考えています。

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細胞のケージングとアンケージングの概念図
化学の分野では、光分解性の保護基を修飾して分子を一時的に不活性化することを「ケージング(檻に入れる)」と呼び、光で保護基を脱離させて再活性化することを「アンケージング」と呼びます。今回の技術は、光溶解性の殻で包むことで細胞をケージングし、光照射でアンケージングできます。 ©山口 哲志

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