春日郁朗准教授が2021年度日本水環境学会論文賞を受賞

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• 2022年6月1日、春日郁朗准教授（共創まちづくり分野、論文投稿時：工学系研究科都市工学専攻）が、2021年度の日本水環境学会論文賞を受賞しました。同賞は、水環境分野における学術・技術的に優れた一連の研究に基づく論文を発表した個人に授与されるものです。

  【受賞研究について】
  水道水中には微生物が利用できる生分解性有機物が残留しており、衛生や健康に影響を及ぼす微生物の再増殖を引き起こすことが懸念されています。従来、生分解性有機物の組成はブラックボックスとされてきました。このたび、高分解能質量分析計を活用し、水道水中の生分解性有機物の組成を分子レベルで解明することに成功しました。

  【論文情報】

  著者名：

  Ikuro Kasuga, Miyu Suzuki, Futoshi Kurisu, Hiroaki Furumai

  タイトル：

  Molecular-level characterization of biodegradable organic matter causing microbial regrowth in drinking water by non-target screening using Orbitrap mass spectrometry

  雑誌名：

  Water Research

  DOI：

  10.1016/j.watres.2020.116130

  【受賞コメント】
  新たな発見を通して、水利用における安全やリスク制御に資する研究を更に展開していきたいと思います。

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