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照月大悟さん(生命知能システム分野 博士学生)が 「VDECデザインアワード嘱望賞」を受賞

  • 受賞

2017年9月12日

神崎・高橋研究室(生命知能システム分野)の照月大悟さん(先端学際工学専攻博士課程3年)が、2017年9月4日、5日に福岡県二日市温泉大観荘にて行われた、VDECデザイナーズフォーラム2017において、VDECデザインアワード嘱望賞を受賞されました。本賞は、VDEC CADを利用して試作したチップの中から優れたチップを設計した設計者を表彰するものです。アイディアコンテスト部門の1次選考を通過した3名から、参加者全員の投票を通じて1名に授与されました。

<受賞した研究について>
発表タイトル:「Extended-gate ISFETと昆虫嗅覚受容体発現細胞を融合した匂いバイオセンサ」

匂い検出に関する社会からのニーズが高まる中、我々の研究グループでは、昆虫嗅覚受容体を発現させたSf21細胞が、高選択性かつ高感度性を有する匂い検出素子として利用できることを示してきました。今回の発表では、昆虫嗅覚受容体を発現させたSf21細胞の匂い応答を、電気信号として検出する新しいバイオハイブリッド匂いセンサとして、Odor-Sensitive Field Effect Transistor(OSFET, オスフェット)を提案しました。本センサは、複雑な電気生理学的手法や蛍光顕微鏡を必要とせず、高選択性、再使用性を持ち、CMOS集積によるアレイ化の可能性が期待されます。今後はセンサの高感度化や匂い応答の検出メカニズムの検討を実施し、実用的な匂いセンサの開発を目指します。

図1
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