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インクルーシブデザインラボラトリー

大学におけるインクルーシブな教育研究環境の実現

アクセシブルな科学教育環境の構築

2016年に施行された障害者差別解消法では、障害のある学生が他の学生と同じ教室で学ぶ、インクルーシブ教育が目標に掲げられています。現在大学においては、キャンパスライフや授業を支援する環境の整備がすすめられ、障害をもつ学生のために、さまざまな支援が利用可能になり、大学に進学する障害学生の数は、この10年間で約4倍に増えています。一方で、理工系分野での実験・実習など、手足を動かすような技能(ハンズオン技能)が要求される場面では、いまだに環境や支援が十分でなく、障害学生の参加は難しいままになっています。

インクルーシブデザインラボでは、障害のある学生が科学に参加できるように、実験室のバリアフリー化を目指しています。実験を行うための支援機器、車椅子で利用できる洗面台などの環境整備や、意見を集約するためのバリアフリー実験室のバーチャルリアリティを作製しています。また、リハビリテーションなどで用いられる「作業分析」の手法を科学実験にも応用することで、ある動作に必要な身体能力を詳細に把握し、どのような支援が必要かを検討するプラットフォームの構築を行っています。これらの取組を、中等教育、特別支援教育の現場とも連携を行いながら、取り組んでいきます。

  • 実験室動作の支援

    実験室動作の支援

  • 実験室動作の分析

    実験室動作の分析

  • バーチャル実験室

    バーチャル実験室

メンバー

  • 並木 重宏 准教授
  • 専門分野:生物学
特任助教 工藤 怜之

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