研究者一覧

- 講師Lecturer
- 野本 拓也NOMOTO Takuya
- 計算物質科学 分野
略歴
2017年 3月 | 京都大学大学院理学研究科博士課程 修了 |
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2017年 4月 | 理化学研究所 創発物性科学研究センター 基礎科学特別研究員 |
2018年 4月 | 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 助教 |
2020年11月 | 国立研究開発法人科学技術振興機構 さきがけ兼任研究員 |
2022年 4月 | 東京大学先端科学技術研究センター 助教 |
2022年 8月 | 東京大学先端科学技術研究センター 講師(~2024年 3月) |
研究分野
物質科学の幅広い問題に関心を持ち、研究を行っています。特に注力している問題は、第一原理計算と呼ばれる計算手法を用いた磁性体や超伝導体の研究です。磁性体や超伝導体は、物質中に存在する多数の電子が相互作用しあうことによって発現する協力現象で、物性物理学の面白さと難しさが詰まった魅力的な研究対象です。同時に、これらの物質は永久磁石やスピントロニクスデバイス、また超伝導電磁石といった我々の生活を支える科学技術に用いられる機能材料でもあります。パラメータをいっさい必要としない第一原理計算は、これらの現象を正確に理解し、また望んだ性質を持つ物質を設計するための肝となる計算技術です。我々は、第一原理計算の手法開発を通してさまざまな物質の性質をきちんと理解し、機能材料の設計を行うことを目標に研究を進めています。
受賞
- 2018年 9月 高温超伝導フォーラム 若手研究奨励賞
キーワード
物性理論、第一原理計算