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第20回 セット・ジイヨン 准教授

先端とは何か
第20回  セット・ジイヨン 准教授
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Running at the Forefront
  

Research in the 21st century is more and more international: international collaborations, student exchange programs, sabbatical abroad and so on. Meanwhile, for the tendency of the internationalization, the question people might wonder is whether it is really necessary for the development of cutting-edge research, or whether it is only a question of fashion for “globalization”. Or, it is because many grants support such orientation.

As a foreign researcher in Japan, it became obvious to me that the way to approach a research problem is quite different in Japan and in France. The Japanese way of doing is often more pragmatic and concrete while the French way of doing is more intellectual and talkative. This is certainly deeply linked to our culture difference. After the first period of surprise, foreigners tend naturally to be influenced by the other way of doing. Behind the semblance of blind imitation, there is a much deeper phenomena which is opening the mind to new approaches, and which is stimulating the imagination, the efficiency and the communication. The encounter of the mystery of the other, even if the confrontation might be destabilizing, helps to sharpen the mind; which is a key point to do a good research.

So I would like to invite Japanese students to have such an experience which helps the development of challenging research.

 

区切り線

最前線へ向かって

 

先日、先端研の「先端」とはどういう意味ですか?という質問を耳にした。それについての明確な定義はないように思える。「先端科学技術研究センター」という名称は30年近く前に設定され、10年で1タームを考えると3代継続してきたことになる。「先端」についての私の個人的解釈は、ここ先端研での経験に基づいている。

サンプルサイズが小さい欠点を、学者やエコノミストの間で共有し蓄積されてきた先験的な知識や信念でうまく補うことができれば、比較的短時間で現状の把握や政策評価が可能となるだろう。 このようなベイズ流のアプローチは、限られた時間内でのビッグデータの情報処理等でも今後活用されることが期待できる。

先端研は私にとって過去においても、また現在でも非常に特別な場所である。1998年に学振の外国人特別研究員として私は初めて来日し、光デバイス分野の菊池研究室に入室した。私はこの比較的新しくダイナミックな研究環境の中でのユニークなシステムに深く感動した。そこでは学際的共同研究や産学連携を奨励しており、教授たちは自らの研究に集中できる環境にあった。1998年、私は新しく創設されたCASTIと特許の取得や企業パートナーへの技術ライセンスの提供について、実際に仕事をするという貴重な経験をした。CASTIは大学技術のライセンシングの最前線にあり、東京大学TLOへと進化した。2002年、私は幸いにも先端研の技術系スピンオフの初期ベンチャー企業の一つであるアルネアラボラトリ社で仕事をすることになった。そこは、5年以内に大学発ベンチャー企業を1000社創るという政府の政策の最前線にあった。同社は2005年、産学連携研究には最高の場所である、駒場オープンラボ(KOL)の新しいビルにジョイントリサーチセンターを設立した。KOLは現在ペプチドリーム社など先端を駆ける大学ベンチャー企業をサポートしている。 10年超、大学発ベンチャー企業の経営に携わり、中小企業を初期の種のステージから利益を生む安定期へ成長させるという挑戦をした後、2016年私は再び先端研へ戻ってきた。そこは科学技術分野にとどまらず他の多くの分野の先端であり、さらに先に向かって進んでいる場所であると私は常に信じている。今後も社会の進歩に貢献する人類の才能や技術の探求という新たな挑戦に立ち向かっていくことを私は楽しみにしている。

 

(2016年11月)

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